きむら‐そうじゅう【木村荘十】
[1897〜1967]小説家。東京の生まれ。洋画家の木村荘八(しょうはち)は異母兄に当たる。満州で新聞記者、出版社の経営を経験し、作家となる。正義感に満ちた大衆小説を執筆。「雲南守備兵」で直木賞...
きよさわ‐きよし【清沢洌】
[1890〜1945]ジャーナリスト。長野の生まれ。米国留学ののち朝日新聞の記者などを経て、フリーの評論家となる。反軍国主義の立場に立ち、自由主義者として外交・政治評論に活躍。著作に「日本外交史...
く‐しゅうはく【瞿秋白】
[1899〜1935]中国の政治家・文学者。江蘇省の人。五・四運動に参加。ソ連に新聞記者として滞在し、帰国後、中国共産党中央委員などを歴任。ロシア文学の翻訳や文芸評論で活躍。国民党軍に逮捕、銃殺...
くりもと‐じょうん【栗本鋤雲】
[1822〜1897]旧幕臣・新聞記者。江戸の人。名は鯤(こん)。別号、匏庵(ほうあん)。外国奉行として幕末外交に活躍。のち、郵便報知新聞の編集主任。著「匏庵遺稿」。
こう‐こくりゅう【黄谷柳】
[1908〜1977]中国の作家。広東省恵陽県の人。日本の香港占領に対し、抗日宣伝活動に参加、のち新聞記者となり、朝鮮戦争に従軍して「戦友の愛」を著す。1947年から「華商報」に連載した「蝦球(...
こうの‐いちろう【河野一郎】
[1898〜1965]政治家。神奈川の生まれ。新聞記者を経て政友会の代議士となり、第二次大戦後、自由党結成に参加。農林・建設・国務の各大臣を歴任し、日ソ国交回復にも尽力。自由民主党の党人派実力者。
こじま‐かずお【古島一雄】
[1865〜1952]政治家。兵庫の生まれ。新聞記者から政界に入り、犬養毅(いぬかいつよし)と行動をともにして、衆議院・貴族院議員を歴任。第二次大戦後、自由党の総裁に推されたが、吉田茂を推挙し...
こまつ‐さきょう【小松左京】
[1931〜2011]小説家。大阪の生まれ。本名、実。業界紙記者などを経て、SF作家としてデビュー。ミリオンセラーとなった「日本沈没」で日本推理作家協会賞受賞。他に「日本アパッチ族」「継ぐのは誰...
さかい‐としひこ【堺利彦】
[1871〜1933]社会主義運動の先駆者。福岡の生まれ。号、枯川。万朝報記者となり、のち、幸徳秋水らと平民社を起こし、終始非戦論を唱えて数度入獄。日本社会党・日本共産党の創立にも参加。
ささき‐みつぞう【佐々木味津三】
[1896〜1934]小説家。愛知の生まれ。本名、光三。新聞・雑誌記者を経て作家生活に入り、大衆小説を発表。作「右門捕物帳」「旗本退屈男」など。