ハルムス【Daniil Ivanovich Kharms】
[1905〜1942]ロシアの詩人・小説家・劇作家。ソ連時代の前衛文学団体「オベリウ」の代表者の一人。不条理に満ちた作風で知られる。逮捕され、獄中で餓死した。
フェート【Afanasiy Afanas'evich Fet】
[1820〜1892]ロシアの詩人。芸術至上主義を掲げ、自然の一瞬の美をとらえた作品を残した。詩集「夕べの灯」、回想記「わが回想」、ショーペンハウアーの「意志と表象としての世界」の翻訳がある。
ペイネ【Raymond Peynet】
[1908〜1999]フランスのイラストレーター・漫画家。恋人達をテーマとした詩的な作風の「愛のシリーズ」で知られる。1974年「ペイネ・愛の世界旅行」がアニメーション映画化された。
まど‐みちお【まど・みちお】
[1909〜2014]詩人。山口の生まれ。本名、石田道雄。北原白秋、与田凖一に師事。童謡の作詞家としても活躍。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などの作...
よしの‐ひろし【吉野弘】
[1926〜2014]詩人。山形の生まれ。昭和28年(1953)、詩誌「櫂(かい)」に参加。平易な言葉で人間の温かみを描いた叙情詩で知られる。昭和46年(1971)、詩集「感傷旅行」で読売文学賞...
りゅう‐そうろ【竜草廬】
[1714〜1792]江戸中期の漢詩人。山城の人。本姓は武田、名は公美。宇野明霞に学び、彦根藩の儒官として仕える。官職を退いた後、京都で漢詩結社「幽蘭社」を開く。著作に「草廬集」「名詮典詮」など。
レスピーギ【Ottorino Respighi】
[1879〜1936]イタリアの作曲家。華麗な管弦楽法により、近代イタリア音楽の方向づけに寄与した。代表作は交響詩三部作「ローマの泉」「ローマの松」「ローマの祭」など。
レッシング【Gotthold Ephraim Lessing】
[1729〜1781]ドイツの劇作家・批評家。ドイツ啓蒙思想の代表者で、ドイツ古典劇の基礎を築いた。美学論文「ラオコーン」、演劇論「ハンブルク演劇論」、喜劇「ミンナ=フォン=バルンヘルム」、悲劇...
レニエ【Henri de Régnier】
[1864〜1936]フランスの詩人・小説家。高踏派から象徴派に進み、典雅な詩風を確立。のち、新古典主義へ移行した。詩集「夢の如く」「水の都」、小説「生きている過去」など。
レンツ【Jakob Michael Reinhold Lenz】
[1751〜1792]ドイツの劇作家・詩人。シュトゥルム‐ウント‐ドラングの代表者の一人。戯曲「家庭教師」「軍人たち」など。