あらかわ‐しゅうさく【荒川修作】
[1936〜2010]美術家。愛知の生まれ。第二次大戦後の前衛美術を牽引した一人で、図形や記号などを取り入れた絵画様式を確立。のち、建築など立体作品に移行。平成7年(1995)、妻で詩人のマドリ...
さかき‐ばくざん【榊莫山】
[1926〜2010]書家。三重の生まれ。本名、斉(はじむ)。若くして数々の賞を受賞するなど書壇で活躍したが、昭和33年(1958)に書壇から離れ、以後は無所属として活動した。絵に自作の詩を交え...
テオクリトス【Theokritos】
[前300ころ〜前260ころ]古代ギリシャの詩人。シチリア島のシラクサ出身。牧歌の創始者で、シチリアの牧者を詠った田園詩が名高い。31編からなる「牧歌詩集」がある。
トワルドフスキー【Aleksandr Trifonovich Tvardovskiy】
[1910〜1971]ロシアの詩人。連作叙事詩「ワシリー=チョールキン」によって、国民的な人気を得た。また、文芸誌「新世界」の編集長として、ソ連の文芸自由化を推進した。トバルドフスキー。
ハーフィズ【Ḥāfiẓ】
[1326ころ〜1390ころ]イランの神秘主義叙情情詩人。死後に編集された詩集が、ゲーテの「西東詩集」に大きな影響を与えた。
バシュラール【Gaston Bachelard】
[1884〜1962]フランスの科学哲学者・文学批評家。構造主義の先駆者の一人。科学的認識の獲得のために、前科学的な思考との断絶を求めた「認識論的切断」で知られる。のちには詩的想像力の領域に論を...
バッハマン【Ingeborg Bachmann】
[1926〜1973]オーストリアの女性詩人・小説家。第二次大戦後の世界を鋭く描写した。詩集「大熊座の呼びかけ」、短編集「三十歳」「同時通訳」、長編「マリーナ」など。
ロダンバック【Georges Rodenbach】
[1855〜1898]ベルギーの詩人。パリに出て象徴派の影響を受ける。故郷フランドル地方の風物に託して、沈鬱(ちんうつ)な夢想的世界をうたった。詩集「白い青春」「沈黙の支配」、小説「死の都ブリュ...
ロビン‐フッド【Robin Hood】
英国12、3世紀ごろの伝説上の義賊。シャーウッドの森に隠れ、貪欲な僧侶や富裕な貴族らを襲い、略奪品を貧しい者に施したと伝える。多くの物語・詩・劇に登場する。
ワトー【Jean Antoine Watteau】
[1684〜1721]フランスの画家。豊かな色彩と優雅な詩情をもって淑女の社交風景を描き、ロココ美術の代表的画家の一人。