けんこう【兼好】
[1283ころ〜1352ころ]鎌倉後期から南北朝時代の歌人・随筆家。本名、卜部兼好(うらべかねよし)。吉田兼好は後世の俗称。後二条天皇に仕えて左兵衛佐(さひょうえのすけ)に至ったが、のち出家。和...
げん‐ふく【厳復】
[1853〜1921]中国、清末の啓蒙思想家。侯官(福建省)の人。字(あざな)は又陵(ゆうりょう)、のち幾道(きどう)。英国に留学後、西洋思想を翻訳・紹介し、清末の知識人に大きな影響を与えたが、...
こうけい【康慶】
平安末期・鎌倉初期の仏師。運慶の父。快慶の師。慶派発展の基礎を築いた。作品に興福寺南円堂の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)・四天王・法相六祖像、東大寺の伎楽面など。生没年未詳。
こう‐こう【黄興】
[1874〜1916]中国の革命家。善化(湖南省)の人。孫文と協調、中国革命同盟会を結成し、倒清運動を指導。辛亥(しんがい)革命後、南京臨時政府の陸軍総長。袁世凱(えんせいがい)討伐の第二革命に...
こうだ‐ろはん【幸田露伴】
[1867〜1947]小説家・随筆家・考証家。東京の生まれ。本名、成行(しげゆき)。別号、蝸牛庵(かぎゅうあん)など。明治22年(1889)「露団々」「風流仏」で名声を確立。尾崎紅葉と並ぶ作家と...
こうのいけ‐ぜんえもん【鴻池善右衛門】
鴻池家当主の世襲名。鴻池家の祖である新六の子より始まる。3代善右衛門は酒造・海運を廃して両替商専門となり、家業をさらに発展させた。また、河内(かわち)に鴻池新田を開発。
こうの‐ひろなか【河野広中】
[1849〜1923]政治家。三春(みはる)藩出身。自由民権運動を指導、福島事件で投獄された。のち衆議院議長・農商務相を歴任。
ゴーリキー【Maksim Gor'kiy】
[1868〜1936]ソ連の小説家・劇作家。本名、アレクセイ=マクシーモビチ=ペーシコフ(Aleksey Maksimovich Peshkov)。極貧生活のうちに革命運動に加わり、社会主義リア...
シケイロス【David Alfaro Siqueiros】
[1896〜1974]メキシコの画家。早くから革命運動に参加、社会的なテーマをダイナミックに表現した。アメリカ大陸各地に多くの壁画を残す。
しながわ‐やじろう【品川弥二郎】
[1843〜1900]政治家。長門(ながと)の人。松下村塾に学び、尊王攘夷運動に活躍。明治24年(1891)松方内閣の内相、翌年の総選挙で猛烈な選挙干渉を行って引責辞任。