ブールジェ【Paul Bourget】
[1852〜1935]フランスの小説家・批評家。実証主義・科学万能主義を批判、心理分析を重視した。評論「現代心理論叢」、小説「弟子」など。
ブールハーフェ【Herman Boerhaave】
[1668〜1738]オランダの医学者。ライデン近郊のフォールハウトの生まれ。ライデン大学で哲学、ハルデルウェーク大学で医学の学位を取得。ライデン大学の医学講師となり、臨床医学・植物学の教授を経...
ベルクソン【Henri Bergson】
[1859〜1941]フランスの哲学者。近代の自然科学的・機械的思考方法を克服、内的認識・哲学的直観の優位を説き、生命の流動性を重視する生の哲学を主張。1928年ノーベル文学賞受賞。著「創造的進...
ベーコン【Francis Bacon】
[1561〜1626]英国の哲学者・政治家。スコラ主義を打破し、経験と実験を重視する帰納法を主張。経験論の先駆者となった。著「随筆集」「ニューアトランティス」など。
ポー【Edgar Allan Poe】
[1809〜1849]米国の詩人・小説家。音楽的諧調を重視した耽美的な詩は、純粋詩の詩論とともに象徴派などに大きな影響を与えた。また、怪奇的、幻想的な短編小説を発表し、推理小説の開拓者ともされる...
まつもと‐せいちょう【松本清張】
[1909〜1992]小説家。福岡の生まれ。本名、清張(きよはる)。犯罪の動機を重視し、背後にある現代社会の仕組みを描き出した推理小説「点と線」「ゼロの焦点」などで、社会派推理小説という新分野を...
むらの‐しろう【村野四郎】
[1901〜1975]詩人。東京の生まれ。新即物主義による実験的作品を発表、のち存在の根源を重視する実存的な詩風を示した。詩集「体操詩集」「亡羊記」など。
ヤウス【Hans Robert Jauss】
[1921〜1997]ドイツの文学理論家。コンスタンツ学派の代表的理論家。文学作品において、読者の解釈を重視する「受容美学」を提唱。著「美的経験と文学的解釈学」「挑発としての文学史」など。