みんき‐そしゅん【明極楚俊】
[1262〜1336]中国元代の臨済宗の僧。1330年(元徳2)来日し、摂津国に広厳寺を開き、建長寺・南禅寺・建仁寺に歴住した。勅号は仏日焔慧禅師。
ゆい‐しょうせつ【由井正雪】
[1605〜1651]江戸初期の兵法家。駿河の人。姓は由比とも。慶安の変の主謀者。江戸に楠木流軍学の教授所を開き、浪人を集めて倒幕をはかったが、事前に発覚し自殺。 塚原渋柿園の歴史小説。明治...
よさの‐てっかん【与謝野鉄幹】
[1873〜1935]詩人・歌人。京都の生まれ。本名、寛(ひろし)。落合直文の門に入り、浅香社に参加、短歌革新運動を興した。のち新詩社を創立し、「明星」を創刊、主宰。妻晶子とともに明治浪漫主義に...
よしだ‐しょういん【吉田松陰】
[1830〜1859]幕末の思想家・尊王論者。長州藩士。名は矩方(のりかた)。通称、寅次郎。欧米遊学を志し、ペリーの船で密航を企てたが失敗して入獄。出獄後、萩に松下村塾を開き、高杉晋作・伊藤博文...
よしむら‐あきら【吉村昭】
[1927〜2006]小説家。東京の生まれ。津村節子の夫。はじめは短編小説を書くが、長編「戦艦武蔵」で戦史小説に新境地を開き、その後歴史小説を多く手がける。「破獄」で芸術選奨。他に「星への旅」「...
らい‐さんよう【頼山陽】
[1781〜1832]江戸後期の儒学者・歴史家・漢詩人。大坂の生まれ。春水の長男。名は襄(のぼる)。字(あざな)は子成。18歳のとき江戸に出て経学・国史を学び、のち京都に上って私塾を開き、梁川星...
りょうにん【良忍】
[1072〜1132]平安後期の僧。融通念仏宗の開祖。尾張の人。勅諡(ちょくし)号、聖応大師。比叡山の常行三昧堂に入り不断念仏を修め、のち大原に引退。融通念仏宗を開き、諸国を勧進し、摂津に大念仏...