はいや‐しょうえき【灰屋紹益】
[1607〜1691]江戸前期の京都の富商。本名、佐野重孝。本阿弥光悦の門下で、歌道その他各芸に通じた。随筆に「にぎはひ草」がある。
はしもと‐おさむ【橋本治】
[1948〜2019]小説家・イラストレーター。東京の生まれ。学園闘争中の東大の駒場祭ポスター「とめてくれるなおっかさん…」で話題を呼び、イラストレーターとしての活動を始める。のち小説・随筆・評...
ハズリット【William Hazlitt】
[1778〜1830]英国の批評家・随筆家。英国ロマン主義批評を代表する評論家の一人。シェークスピア劇や英国の詩人を論じた評論で知られる。著「時代の精神」「シェークスピア劇人物論」「英国詩人講義...
ハドソン【William Henry Hudson】
[1841〜1922]英国の博物学者・小説家。米国人を両親にアルゼンチンで生まれ、のち英国に帰化。自然、特に鳥類の観察をもとにした随筆・小説で有名。随筆「ラ‐プラタの博物学者」、小説「緑の館」、...
ばば‐こちょう【馬場孤蝶】
[1869〜1940]英文学者・翻訳家・随筆家。高知の生まれ。本名、勝弥。辰猪(たつい)の弟。島崎藤村・戸川秋骨らと親交を結び、「文学界」同人となった。慶大教授。著「明治文壇回顧」など。
ひらた‐とくぼく【平田禿木】
[1873〜1943]英文学者・随筆家。東京の生まれ。東京高師卒。本名、喜一郎。「文学界」創刊に参加。サッカレーの「虚栄の市」など英米文学の名訳で知られる。著作に「英文学印象記」「禿木随筆」など。
ふかだ‐きゅうや【深田久弥】
[1903〜1971]小説家・登山家。石川の生まれ。小説「あすならう」「津軽の野づら」などを発表、清新で牧歌的な作風を示した。また、「日本百名山」など山岳随筆でも活躍。→百名山
ふくはら‐りんたろう【福原麟太郎】
[1894〜1981]英文学者・随筆家。広島の生まれ。東京教育大学教授。著「チャールズ=ラム伝」「文学と文明」など。
ふじわら‐ともみ【藤原智美】
[1955〜 ]小説家・随筆家。福岡の生まれ。雑誌記者・コピーライターを経て、文筆の道に入る。「運転士」で芥川賞受賞。他に小説「王を撃て」、エッセー「ぼくが眠って考えたこと」など。
ブロツキー【Iosif Aleksandrovich Brodskiy】
[1940〜1996]米国の詩人。ソ連の生まれ。作品が地下出版されていたが、「社会的徒食者」として逮捕され、後に米国へ亡命した。優れた哲学的叙情詩を書いたほか、評論や随筆の名手としても知られる。...