こう‐けい【高啓】
[1336〜1374]中国、元末・明初の詩人。蘇州(江蘇省)の人。字(あざな)は季迪(きてき)。号、青邱(せいきゅう)。江南の風物・農民生活を描いた叙景詩や、歴史・伝説に取材した幻想的な詩を残す。
こう‐そう【高宗】
[628〜683]中国、唐の第3代皇帝。在位649〜683。諱(いみな)は治。太宗の第9子。高句麗(こうくり)の平定、西域への進出など、唐の版図を広げたが、晩年は則天武后に実権を握られた。 ...
こうだい‐いん【高台院】
[1549〜1624]豊臣秀吉の正妻。尾張の人。杉原定利の次女。名は、ねね。北政所(きたのまんどころ)とよばれ、准三后、従一位になり、秀吉死後、尼となって高台院と称した。
こう‐りきし【高力士】
[684〜762]中国、唐代の宦官(かんがん)。玄宗の側近として権勢を振るったが、安史の乱で失脚。
たかむこ‐の‐くろまろ【高向玄理】
[?〜654]飛鳥(あすか)時代の朝臣。渡来人の子孫。遣隋使小野妹子(おののいもこ)に随行。帰国後、僧旻(そうみん)とともに国博士(くにはかせ)に任ぜられ、大化の改新政府の重臣となった。のち、遣...
たかやす‐げっこう【高安月郊】
[1869〜1944]詩人・劇作家・評論家。大阪の生まれ。本名、三郎。詩作のかたわら、イプセンの作品などを翻訳・紹介。また、新歌舞伎を発表。詩集「夜濤集」、戯曲「江戸城明渡」「桜時雨」、評論「東...
たかやま‐うこん【高山右近】
[1552〜1615]安土桃山時代のキリシタン大名。名は長房。洗礼名、ジュスト。摂津の高槻城主、のち、明石城主。江戸幕府の禁教令によってマニラに追放後、病没。利休門下七哲の一人。
たかやま‐そうぜい【高山宗砌】
⇒宗砌(そうぜい)
たかやま‐ひこくろう【高山彦九郎】
[1747〜1793]江戸中期の勤王家。上野(こうずけ)の人。名は正之。諸国を行脚して勤王思想を提唱。時勢に憤激して九州久留米で自刃。林子平・蒲生君平(がもうくんぺい)とともに、寛政の三奇人の一人。
たき‐しゅうぞう【高城修三】
[1947〜 ]小説家。香川の生まれ。本名、若狭雅信。出版社勤務ののち、学習塾経営のかたわら小説を発表。「榧(かや)の木祭り」で芥川賞受賞。他に「約束の地」「糺(ただす)の森」など。