カノーバ【Antonio Canova】
[1757〜1822]イタリアの彫刻家。古代彫刻を研究・模倣し、新古典主義の代表者となる。作「ナポレオン裸像」「パオリーナ‐ボルゲーゼ像」など。
カバリエリ【Francesco Bonaventura Cavalieri】
[1598〜1647]イタリアの数学者。イエズス会の修道士。ガリレオ=ガリレイに数学を学んだ。近代微積分法の成立以前に、連続量を無限小量に分割して面積・体積を求める不可分量の方法を発見。
カブール【Camillo Benso conte di Cavour】
[1810〜1861]イタリアの政治家。サルデーニャ王国の首相としてクリミア戦争に参加、ナポレオン3世との密約など、巧みな外交政策と、共和主義的なガリバルディらの運動の懐柔によってイタリア統一を...
カラバッジョ【Michelangelo Merisi da Caravaggio】
[1573〜1610]イタリアの画家。徹底した自然主義と劇的な明暗効果を特色とし、バロック絵画全般に大きな影響を与えた。連作「聖マタイ伝」など。→聖マタイと天使 →聖マタイの殉教 →聖マタイの召命
カラムジン【Nikolay Mikhaylovich Karamzin】
[1766〜1826]ロシアの小説家・歴史家。感傷主義文学の代表者。口語を取り入れ、文章語の改革に尽力。小説「哀れなリーザ」、歴史書「ロシア国家史」など。
カラヤン【Herbert von Karajan】
[1908〜1989]オーストリアの指揮者。ベルリン‐フィルハーモニーなどヨーロッパ各国の主要管弦楽団を指揮し、レパートリーの広さと現代的な解釈で世界的な名声を得た。
カリマコス【Kallimachos】
[前310ころ〜?]古代ギリシャの詩人。アレクサンドリアの図書館の司書として、「大目録」120巻を作成。詩論家としても活躍し、作「アイティア」などの断片が残っている。
カルダーノ【Girolamo Cardano】
[1501〜1576]イタリアの数学者・医者・哲学者。カルダーノの公式とよばれる三次方程式の根の解法を発表。
カルデロン【Pedro Calderon de la Barca】
[1600〜1681]スペインの劇作家。スペイン演劇の黄金時代を築いた。作「人生は夢」「サラメーアの村長」など。
カルドゥッチ【Giosuè Carducci】
[1835〜1907]イタリアの詩人・古典学者。古典的理想主義の確立を提唱。荘重・典雅な詩を書いた。1906年、ノーベル文学賞受賞。詩集「擬古詩集」など。