クセナキス【Iannis Xenakis】
[1922〜2001]ギリシャの作曲家。ルーマニア生まれ。レジスタンス運動に参加し、のちパリに亡命。数学を音楽作品に取り入れ、コンピューターを用いた「推計音楽」を提唱、斬新な作品を発表した。建築...
クセノファネス【Xenophanēs】
[前565ころ〜前470ころ]古代ギリシャの哲学者・詩人。擬人的神観に反対し、神は一にして一切なるものと説いた。エレア学派の祖とする見方もある。
クセルクセス【Xerxes】
[?〜前465]ペルシア帝国第4代の王。在位前486ころ〜前465。ダレイオス1世の子。エジプトの反乱を鎮定、また、ギリシャにも遠征して第3回ペルシア戦争をおこしたが、サラミスの海戦で敗れて帰...
くだら‐の‐かわなり【百済河成】
[782〜853]平安初期の画家。百済からの渡来人の子孫で、姓は余(あぐり)。のち百済朝臣の姓を賜る。武官であったが、画技にすぐれた。作品は現存しないが、正史に名を残す最初の画家。今昔物語による...
くどう‐へいすけ【工藤平助】
[1734〜1801]江戸中期の医師・経世家。紀伊の人。名は球卿。海防・開港貿易・蝦夷地(えぞち)開発を主張、「赤蝦夷風説考」を著し、ロシア南下に対する備えを説いた。
くはら‐みつる【久原躬弦】
[1856〜1919]化学者。岡山の生まれ。京都大学総長。日本における有機化学研究の理論的基礎を築いた。著「立体化学要論」など。
クプリーン【Aleksandr Ivanovich Kuprin】
[1870〜1938]ロシアの小説家。さまざまな職を経験したのち、批判的リアリズムに基づいた作品を書いた。作「決闘」「ヤーマ」など。
くぼた‐べいせん【久保田米僊】
[1852〜1906]日本画家。京都の生まれ。本名、満寛。鈴木百年(すずきひゃくねん)に師事。「国民新聞」の挿絵を担当し、報道画に新分野を切り開いた。
くぼた‐まんたろう【久保田万太郎】
[1889〜1963]小説家・劇作家・俳人。東京の生まれ。俳号、暮雨・傘雨。東京の下町を舞台に、市井の人々の生活と情緒を描いた。文化勲章受章。小説「末枯(うらがれ)」「寂しければ」「春泥」、戯曲...
くまざわ‐てんのう【熊沢天皇】
昭和20年代に、南朝系の皇統を継ぐと自称した熊沢寛道(ひろみち)のこと。大正時代から、自らを後亀山天皇の末裔と称していたが、第二次大戦後にその主張がGHQや米誌の目に留まり、注目を集めた。後に、...