さとう‐はちろう【サトウハチロー】
[1903〜1973]詩人。東京の生まれ。本名、佐藤八郎。紅緑の長男。愛子は異母妹に当たる。詩人として出発し、童謡・歌謡曲の作詞家としても活躍。詩集「爪色の雨」「おかあさん」など。
さとう‐はるお【佐藤春夫】
[1892〜1964]詩人・小説家。和歌山の生まれ。生田長江・与謝野寛らに師事。初め「スバル」「三田文学」などに詩歌を発表、のち小説に転じた。文化勲章受章。詩集「殉情詩集」、小説「田園の憂鬱」「...
さとう‐まさよし【佐藤雅美】
[1941〜2019]小説家。兵庫の生まれ。初め「大君の通貨」などの歴史経済小説で話題となるが、その後本格的な時代小説に転向する。「恵比寿屋喜兵衛手控え」で直木賞受賞。他に「影帳」「八州廻り桑山...
さとう‐やすし【佐藤泰志】
[1949〜1990]小説家。北海道の生まれ。日常の閉塞感と生の輝きを描く。「空の青み」「水晶の腕」などで、5度芥川賞候補となった。没後20年を経て「海炭市叙景」が映画化され注目を集めた。
さとみ‐とん【里見弴】
[1888〜1983]小説家。神奈川の生まれ。本名、山内英夫。有島武郎・生馬の弟。「白樺」の創刊に参加。その思想は小説「多情仏心」にまごころ哲学としてまとめられた。文化勲章受章。他に「善心悪心」...
さとむら‐しょうたく【里村昌琢】
[1574〜1636]江戸初期の連歌師。名は景敏。紹巴没後の連歌界の第一人者となった。門人に西山宗因らがいる。著「昌琢句集」など。
さとむら‐じょうは【里村紹巴】
[1525ころ〜1602]室町末期の連歌師。大和の人。本姓、松井氏か。号、宝珠庵・臨江斎。周桂・里村昌休に師事し、連歌の第一人者となった。織田信長・豊臣秀吉らとも交渉があり、明智光秀の「愛宕(あ...
サトー【Ernest Mason Satow】
[1843〜1929]英国の外交官。日本名、佐藤愛之助。号、薩道。文久2年(1862)英国領事館員として来日。パークス公使を助けて対日政策に貢献。明治28年(1895)公使として再び来日。日本・...