べつやく‐みのる【別役実】
[1937〜2020]劇作家。満州の生まれ。広島の被爆者を描いた「象」で注目され、昭和43年(1968)には「マッチ売りの少女」「赤い鳥の居る風景」で岸田国士戯曲賞を受賞。その後も、日本の不条理...
ベルコール【Vercors】
[1902〜1991]フランスの小説家。本名、ジャン=ブリュレル(Jean Bruller)。挿絵画家であったが、第二次大戦中、対独抵抗文学の母体となった「深夜叢書」を刊行。小説「海の沈黙」はそ...
ベロー【Saul Bellow】
[1915〜2005]米国の小説家。カナダ生まれ。ユダヤ系。現代米国文学を代表する小説家の一人。1976年ノーベル文学賞受賞。小説「宙ぶらりんの男」「その日をつかめ」「ハーツォグ」など。
ベーン【Aphra Behn】
[1640〜1689]英国初の職業女流作家。作品に小説「オルノーコ」などがある。夏目漱石の小説「三四郎」にその名がみえることで知られる。
ペアノ【Giuseppe Peano】
[1858〜1932]イタリアの数学者。自然数の公理論を最初に展開し、数学を純粋に論理的に組み立てようとした。その公理群はペアノの公理として知られ、また、平面上のすべての点を通る連続曲線はペアノ...
ペダーセン【Charles John Pedersen】
[1904〜1989]米国の化学者。母は日本人。デュポン社研究所研究員。1967年にクラウンエーテルを発見し、その性質を研究した。1987年ノーベル化学賞受賞。
ペテーフィ【Petōfi Sándor】
[1823〜1849]ハンガリーの詩人。青年ハンガリー党運動の指導者として民衆を鼓舞し1948年の革命蜂起を指導するが、その翌年オーストリアとの独立戦争で戦死した。詩集「ただ一つのことが気にかか...
ほうじょう‐まさこ【北条政子】
[1157〜1225]源頼朝の正室。頼家・実朝の母。時政の長女。頼朝の死後尼となり、初め頼家、のち実朝を将軍としてその後見となった。実朝暗殺後は京都から九条頼経を4代将軍に迎え、執権政治を確立...
ほしかわ‐せいじ【星川清司】
[1921〜2008]小説家・脚本家。東京の生まれ。映画の脚本家として「眠狂四郎」シリーズなど時代劇・任侠ものを中心に娯楽作品を数多く手がけた。そのかたわら伝記小説などを執筆し、「小伝抄(こでん...
ホスロー【Khosrow】
(1世)[?〜579]ササン朝ペルシア第21代の王。在位531〜579。中央集権化を進めるとともに、エフタルを滅ぼしてその勢力を拡大。ササン朝の黄金時代を現出した。コスロー。