くすのき‐まさのり【楠木正儀】
南北朝時代の武将。正成の三男。兄正行戦死以後、楠木氏の棟梁(とうりょう)として活躍。のち、南北両朝の和議を図り、あるいは北朝方につき、また南朝方に帰るなど去就が複雑であった。晩年は不明。生没年未詳。
くまおうまる【熊王丸】
南北朝時代の僧。赤松光範(あかまつみつのり)の家臣、宇野六郎の子。父の仇敵である楠木正儀(まさのり)を討とうと、その家臣となったが、かえって恩義を受ける。のち、自ら出家して往生院に赴き、正寛法師...
くまわかまる【阿新丸】
[?〜1363]日野資朝(すけとも)の子。名は邦光。13歳のとき佐渡に渡り、父の仇敵である佐渡守護本間入道泰宣を討とうとしたが果たさず、子の本間三郎を討った。のち、南朝に仕えた。
くむら‐きょうたい【久村暁台】
⇒加藤暁台(かとうきょうたい)
く‐ゆう【瞿佑】
[1341〜1427]中国、明代の文人。字(あざな)は宗吉。号は存斎。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)の人。筆禍により陝西(せんせい)省に流されたが、許されて帰郷。怪異小説「剪灯(せんとう...
クリンガー【Friedrich Maximilian von Klinger】
[1752〜1831]ドイツの劇作家・小説家。ゲーテ・レンツらとともに新文学運動を展開。戯曲「シュトゥルム‐ウント‐ドラング(疾風怒濤(しっぷうどとう))」がこの運動の名称となった。→シュトゥル...
ゲーテ
《Johann Wolfgang von Goethe》[1749〜1832]ドイツの詩人・小説家・劇作家。小説「若きウェルテルの悩み」などにより、シュトゥルム‐ウント‐ドラング(疾風怒濤(し...
こう‐こうぼう【黄公望】
[1269〜1354]中国、元代の文人画家。常熟(江蘇省)の人。字(あざな)は子久。号、一峯・大痴。董源(とうげん)・巨然(きょねん)の画法をもとに独自の山水画様式を確立した。元末四大家の一人。...
こうしょう【洪昇】
[1645〜1704]中国、清初の劇作家。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は昉思(ほうし)。号、稗畦(はいけい)。唐の玄宗と楊貴妃(ようきひ)の物語に取材した「長生殿」は...
こう‐しょうじん【孔尚任】
[1648〜1718]中国、清初の劇作家・詩人。曲阜(きょくふ)(山東省)の人。字(あざな)は聘之(へいし)。号、東塘(とうとう)ほか。孔子の64代目の子孫。戯曲「桃花扇」は清代戯曲の代表作。詩...