やまがた‐ばんとう【山片蟠桃】
[1748〜1821]江戸後期の商人・学者。播磨(はりま)の人。本名、長谷川有躬。大坂の両替商升屋に番頭として仕え、主家の興隆に尽くした。また、懐徳堂で儒学を学び、さらに天文学・蘭学を修め、合理...
やまぐち‐かつひろ【山口勝弘】
[1928〜2018]前衛芸術家。東京の生まれ。武満徹らと実験工房を結成し、その中心メンバーとして活動。アクリル樹脂を素材とした彫刻で高い評価を獲得した。ビデオアートにも取り組み、メディアアート...
やまぐち‐ひとみ【山口瞳】
[1926〜1995]小説家・エッセイスト。東京の生まれ。編集者、コピーライターとして活躍した後、本格的な執筆活動に入る。週刊誌に31年間、コラム「男性自身」を連載し、都会人の洗練されたタッチで...
やまぐち‐よしこ【山口淑子】
[1920〜2014]映画女優。中国、奉天(現瀋陽(しんよう))の生まれ。本姓は大鷹。昭和13年(1938)中国人女優として李香蘭(りこうらん)の名でデビュー。歌謡曲「夜来香(イエライシャン)」...
やました‐こうさく【山下耕作】
[1930〜1998]映画監督。鹿児島の生まれ。時代劇・やくざ映画を多く手がけ、名手として高く評価された。代表作「関の弥太ッペ」「兄弟仁義」「博奕(ばくち)打ち 総長賭博(とばく)」「修羅の群れ...
やまだ‐かつろう【山田克郎】
[1910〜1983]小説家。朝鮮の生まれ。本名、克朗。戦中・戦後にわたり海洋を舞台にした青春冒険小説を数多く手がける。他に人物の評伝や、麻雀にまつわる小説なども執筆した。「海の廃園」で直木賞受...
やまだ‐たいち【山田太一】
[1934〜2023]脚本家・小説家。東京の生まれ。本姓、石坂。テレビドラマの脚本家として活躍し、「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎(りんご)たち」など、多くのヒット作を手がけた。小説「異人たち...
やまだ‐ようじ【山田洋次】
[1931〜 ]映画監督。大阪の生まれ。ユーモアあふれる人情喜劇を描き、絶大な人気を得る。特に、主演の渥美清が亡くなるまで作り続けた「男はつらいよ」シリーズは、国民的映画として圧倒的に支持された...
やまな‐うじきよ【山名氏清】
[1344〜1392]南北朝時代の武将。北朝方として大功を挙げ、丹波などの守護となったが、その勢力が強大なのを恐れた足利義満と反目し、明徳の乱を起こして敗死。
やまもと‐かんすけ【山本勘助】
[?〜1561?]戦国時代の武将。道鬼斎と称した。「甲陽軍鑑」に、武田信玄の軍師として活躍、川中島の戦いで討ち死にしたと伝える。