いちほ‐みち【一穂ミチ】
[1978〜 ]小説家。大阪の生まれ。平成19年(2007)「雪よ林檎の香のごとく」が雑誌に掲載されて小説家デビュー。「スモールワールズ」で吉川英治文学新人賞を受賞。「ツミデミック」で第171回...
いちまだ‐ひさと【一万田尚登】
[1893〜1984]政治家。大分の生まれ。昭和21年(1946)日本銀行総裁となり、第二次大戦後の復興に尽力。サンフランシスコ講和会議では全権委員として交渉に当たった。総裁退任後は鳩山一郎内閣...
いちむら‐さんじろう【市村瓚次郎】
[1864〜1947]東洋史学者。茨城の生まれ。日本の東洋史学の開拓者。東大教授。著「支那史要」「東洋史統」など。
いちやなぎ‐とし【一柳慧】
[1933〜2022]作曲家・ピアニスト。兵庫の生まれ。昭和29年(1954)、米国のジュリアード音楽院に留学。のちジョン=ケージに師事し、帰国後はケージら米国の前衛音楽を日本に紹介した。日本の...
いつき‐ひろゆき【五木寛之】
[1932〜 ]小説家。福岡の生まれ。朝鮮からの引き揚げ体験を経て、放送界で活躍。現代に生きる青年のニヒリズムを明晰(めいせき)な筆致で描き、人気を集める。「蒼(あお)ざめた馬を見よ」で直木賞受...
いづつ‐かずゆき【井筒和幸】
[1952〜 ]映画監督。奈良の生まれ。関西を舞台にした青春映画「岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS」で鮮烈な印象を与えた。その後は幅広いジャンルの作品で人気を集める。テレビ出...
いで‐まごろく【井出孫六】
[1931〜2020]小説家・ルポライター。長野の生まれ。実証的な手法で社会問題に鋭く切り込む。「アトラス伝説」で直木賞受賞。他に「秩父困民党群像」「終わりなき旅」「島へ」など。
いとう‐えいのすけ【伊藤永之介】
[1903〜1959]小説家。秋田の生まれ。本名、栄之助。東北の貧しい農民の生活を共感を込めて描き、独自の農民文学を開拓。作「梟」「鶯」「警察日記」など。
いとう‐きさく【伊藤熹朔】
[1899〜1967]舞台美術家。東京の生まれ。築地小劇場以来、新劇を中心に舞台美術や映画美術を数多く手がけ、写実的装置を得意とした。舞踊家伊藤道郎の弟、演出家千田是也の兄。
いとう‐きよし【伊藤清】
[1915〜2008]数学者。三重の生まれ。京大・学習院大教授。京大数理解析研究所所長を務めた。確率過程を研究。予測が難しい微粒子の動きを表す「伊藤の公式」とよばれる確率微分方程式は、金融工学に...