いわした‐そういち【岩下壮一】
[1889〜1940]神学者・哲学者。東京の生まれ。日本におけるカトリック神学研究の先駆者。静岡県神山復生病院長となり、ハンセン病患者の救済事業に尽力。著「信仰の遺産」「中世哲学思想史研究」「カ...
おおや‐そういち【大宅壮一】
[1900〜1970]評論家。大阪の生まれ。東大中退。在野精神に支えられた軽妙・辛辣(しんらつ)な社会評論で活躍。「一億総白痴化」など多くの流行語を生む。著「炎は流れる」など。
くしだ‐まごいち【串田孫一】
[1915〜2005]詩人・哲学者・随筆家。東京の生まれ。東京帝大を卒業後、パスカルの研究者として教鞭をとるかたわら、「歴程」などの詩誌で活躍。昭和33年(1958)には尾崎喜八らと山の文芸誌「...
くまがい‐もりかず【熊谷守一】
[1880〜1977]洋画家。岐阜の生まれ。フォーブ的な画風から単純化された色面構成の独自の画境を開く。
さかいや‐たいち【堺屋太一】
[1935〜2019]作家・評論家。大阪の生まれ。本名、池口小太郎。通商産業省(現経済産業省)の官僚として活躍し、昭和45年(1970)の大阪万博開催に尽力。昭和51年(1976)には小説「団塊...
ささき‐きいち【佐々木基一】
[1914〜1993]評論家。広島の生まれ。本名、永井善次郎。第二次大戦後、文芸・前衛芸術・映像文化など幅広い分野の評論活動に活躍。雑誌「近代文学」創刊に参加。著作に「私のチェーホフ」「個性復興...
しょうきょくさい‐てんいち【松旭斎天一】
[1853〜1912]奇術師。越前の生まれ。本名牧野八之助、のち服部松旭と名乗る。西洋奇術を日本に紹介し、地方興行ののち浅草に進出、以後国内外で大成功をおさめた。
そくひ‐にょいち【即非如一】
[1616〜1671]江戸前期の黄檗(おうばく)宗の僧。明の福清県(福建省)の人。師の隠元に続いて来日し、長崎崇福寺・宇治黄檗山に住した。小倉の福聚寺の開山。黄檗三筆の一人。
ぬま‐もりかず【沼間守一】
[1844〜1890]政治家・ジャーナリスト。江戸の生まれ。明治維新後、大蔵省・司法省・元老院に出仕。嚶鳴社(おうめいしゃ)を興し、「東京横浜毎日新聞」を経営した。立憲改進党の結成に参加。
やまだ‐たいち【山田太一】
[1934〜2023]脚本家・小説家。東京の生まれ。本姓、石坂。テレビドラマの脚本家として活躍し、「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎(りんご)たち」など、多くのヒット作を手がけた。小説「異人たち...