なかはし‐とくごろう【中橋徳五郎】
[1861〜1934]実業家・政治家。石川の生まれ。大阪商船社長を退いて政界に入り、政友会に所属。文相・商工相・内相などを歴任。
なかばやし‐ちくとう【中林竹洞】
[1776〜1853]江戸後期の文人画家。尾張の人。名は成昌。字(あざな)は伯明。瀟洒(しょうしゃ)な山水画を得意とした。著「竹洞画論」など。
なかむら‐かんえもん【中村翫右衛門】
[1901〜1982]歌舞伎俳優。3世。屋号、成駒屋。東京の生まれ。昭和6年(1931)河原崎長十郎と前進座を創立。歌舞伎の革新に尽力した。
なかむら‐がんじろう【中村鴈治郎】
歌舞伎俳優。屋号、成駒(なりこま)屋。 (初世)[1860〜1935]大阪の生まれ。3世中村翫雀(かんじゃく)の子。京阪の代表的名優で、上方の和事(わごと)・実事(じつごと)をよくした。 (...
なかむら‐きんのすけ【中村錦之助】
俳優、万屋(よろずや)錦之介の旧芸名。
なかむら‐くさたお【中村草田男】
[1901〜1983]俳人。中国アモイの生まれ。本名、清一郎。「ホトトギス」の同人。新興俳句に対して批判的立場をとった。のち、「万緑」を創刊、主宰。句集「長子」「銀河依然」「美田」など。
なかむら‐しんいちろう【中村真一郎】
[1918〜1997]小説家・文芸評論家。東京の生まれ。戦時下に書き綴った「死の影の下に」などで戦後派作家として注目を集める。他に「空中庭園」「四季」四部作など。評伝「頼山陽(らいさんよう)とそ...
なかむら‐じゃくえもん【中村雀右衛門】
[1920〜2012]歌舞伎俳優。4世。屋号、京屋。東京の生まれ。本名、青木清治(きよはる)。女形として活躍し、古典の復活にも尽力した。平成16年(2004)文化勲章受章。人間国宝。
なかむら‐ひろこ【中村紘子】
[1944〜2016]ピアニスト・随筆家。山梨の生まれ。本姓、福田。夫は小説家の庄司薫。米国留学を経て、昭和40年(1965)ショパン国際ピアノコンクールで4位入賞。以後はピアニストとして国際的...
なかむら‐ゆうじろう【中村雄二郎】
[1925〜2017]哲学者。東京の生まれ。明大教授。フランス哲学を基盤に、宗教・言語・文化などさまざまな分野を幅広く論じた。哲学入門書も多く手がけ、昭和59年(1984)刊行の「術語集」がベス...