ウォルフ【Caspar Friedrich Wolff】
[1733〜1794]ドイツの解剖学者。著「発生学説」で後成説を主張。近代発生学の創始者の一人。
ウォルフ【Christian von Wolff】
[1679〜1754]ドイツの哲学者・数学者。ライプニッツの哲学を継承し、合理主義哲学を体系化した。また、ラテン語に代えてドイツ語の哲学用語を定めるなど、ドイツ啓蒙思想を代表。著「数学の基礎」。
うめわか‐ろくろう【梅若六郎】
[1907〜1979]能楽師。シテ方観世流。東京の生まれ。2世梅若実の長男。梅若能楽学院を主宰した。
ウルグ‐ベグ【Ulugh Beg】
[1394〜1449]チムール帝国第4代の君主。チムールの孫。在位1447〜1449。学芸を愛好し、王子時代からサマルカンドに学校・天文台を建設、みずからも「天文表」を編纂(へんさん)。
ウルフ【Adeline Virginia Woolf】
[1882〜1941]英国の女流小説家・批評家。意識の流れを重視した内面描写を特色とする心理主義派。小説「ダロウェイ夫人」「波」「灯台へ」、評論集「私だけの部屋」など。バージニア=ウルフ。
うんの‐しょうみん【海野勝珉】
[1844〜1915]彫金家。茨城の生まれ。東京美術学校教授。水戸派の彫金を学び、上京後、加納夏雄に師事。写実の中に優雅な趣をみせた作風で、明治彫金界の主流を成した。帝室技芸員。
エアハルト【Ludwig Erhard】
[1897〜1977]ドイツの政治家。キリスト教民主同盟の党員。のち、党首。1949年、経済相となり、西ドイツ経済の奇跡的復興に成功。63年から66年まで首相。→キージンガー
えいらく‐てい【永楽帝】
[1360〜1424]中国、明の第3代皇帝。在位1402〜1424。太祖の第4子。名は朱棣(しゅてい)。靖難(せいなん)の変を起こして即位。諸王を抑え君主権を強化し、宦官(かんがん)を重用。のち...
エックハルト【Johannes Eckhart】
[1260ころ〜1327]ドイツの神学者。ドミニコ会士。一般にマイスター=エックハルトとよばれる。神秘主義の代表的人物で、魂と神との神秘的合一を説いたが、死後の1329年、教皇によって異端と断罪...
えとう‐じゅん【江藤淳】
[1932〜1999]文芸評論家。東京の生まれ。本名、江頭淳夫(えがしらあつお)。保守主義を代表する評論家。昭和51年(1976)芸術院賞受賞。日本文芸家協会理事長などを歴任するが、夫人の死後、...