おかだ‐けんぞう【岡田謙三】
[1902〜1982]洋画家。神奈川の生まれ。フランスに留学。帰国後は二科会に所属して叙情的な具象画を発表。のち渡米し、ニューヨーク定住。東洋美を抽象に託した画風で異彩を放った。
おがわ‐へいきち【小川平吉】
[1870〜1942]政治家。長野の生まれ。政友会代議士。法相・鉄道相を歴任したが、五私鉄疑獄事件に連座して入獄。国家主義者で、大陸進出を主張した。
おがわ‐みめい【小川未明】
[1882〜1961]小説家・童話作家。新潟の生まれ。本名、健作。ロマンチックな作風から社会主義的傾向へと変わったが、のち童話に専念。童話を文学として確立した先駆者の一人。小説「魯鈍な猫」、童話...
おぎす‐たかのり【荻須高徳】
[1901〜1986]洋画家。愛知の生まれ。フランスに留学。佐伯祐三に師事し、ユトリロ的な画風でパリの風景を描いた。帰国後、新制作協会会員となるが、再びパリに戻り、サロン‐ド‐メに毎年招待出品。...
おぎの‐ぎんこ【荻野吟子】
[1851〜1913]医師・婦人運動家。武蔵の生まれ。明治18年(1885)医術開業試験に合格、近代日本の最初の女性医師となる。日本キリスト教婦人矯風(きょうふう)会風俗部長、大日本婦人衛生会幹...
オクジャワ【Bulat Shalvovich Okudzhava】
[1924〜1997]ソ連・ロシアの詩人・小説家。ジョージア(グルジア)人を父、アルメニア人を母としてモスクワに生まれる。反戦と社会風刺をうたう自作詩に曲をつけ、ギターの弾き語りで発表し一世を風...
おくのみや‐けんし【奥宮健之】
[1857〜1911]社会運動家。高知の生まれ。自由民権運動に参加。人力車夫を組織して車会(界)党を組織。明治43年(1910)大逆事件に連座し、翌年刑死。おくのみやたけゆき。
おく‐むめお【奥むめお】
[1895〜1997]社会事業家・婦人運動家。福井の生まれ。平塚らいてう・市川房枝らと新婦人協会を結成して婦人運動に活躍。昭和22年(1947)参議院議員に当選。その後、主婦連合会を創立して会長...
おぐま‐ひでお【小熊秀雄】
[1901〜1940]詩人。北海道の生まれ。プロレタリア詩人会に参加。貧窮と病の中で、詩・絵・評論を発表した。詩集「飛ぶ橇(そり)」「流民詩集」など。
オールビー【Edward Franklin Albee】
[1928〜2016]米国の劇作家。社会や家庭の虚像を描くとともに、人間の弱さを追求した作品を発表。作「動物園物語」「バージニア=ウルフなんかこわくない」など。