あまくに【天国】
8世紀初めごろ大和にいたという刀工。刀工の祖とされる。また、その製した刀剣。
かのう‐なつお【加納夏雄】
[1828〜1898]幕末・明治の彫金家。山城の人。円山派絵画も学び、江戸に出て刀装具などに写生風の彫法を用いて活躍。片切り彫りを得意とした。東京美術学校教授。
きよまろ【清麿】
[1813〜1855]江戸後期の刀工。信濃の人。姓は山浦。通称、環(たまき)。銘は源清麿。江戸の四谷に住み、四谷正宗とよばれた。
くにしげ【国重】
南北朝時代の刀工。山城長谷部派。正宗の門人という。生没年未詳。
くにひろ【国広】
[1531〜1614]安土桃山時代から江戸初期の刀工。日向(ひゅうが)の人。姓は田中。信濃守(しなののかみ)を受領。京都一条堀川に住み、堀川派を立てた。作刀の貫禄と門人の多いことで、新刀界の第一...
くにみつ【国光】
鎌倉後期の刀工。粟田口国綱(あわたぐちくにつな)の子という。通称新藤五。法名、光心。鎌倉に住む。短刀の名人で、太刀は少ない。正宗はその弟子とされる。生没年未詳。 ⇒来国光(らいくにみつ)
さだつぐ【貞次】
鎌倉前期、備中の刀工。後鳥羽院の御番鍛冶。同名の刀工は多い。生没年未詳。
のぶふさ【信房】
鎌倉前期の刀工。備前の人。後鳥羽院番鍛冶をつとめて延房とも銘した。同名の刀工が数名いる。生没年未詳。
まさむね【正宗】
⇒岡崎正宗(おかざきまさむね) 1 の鍛造になる刀。また、一般に名刀。転じて、よく切れるもののたとえに用いられる。 2 清酒の銘柄。天保年間(1830〜1844)灘(なだ)の酒造家山邑(...
むらまさ【村正】
室町時代、伊勢の刀工。桑名郡千子(せんご)に住み、千子派とも称された。利刃(りじん)をもって名高い。徳川家で、村正の刀による不祥事が相次いだことから、妖刀伝説が生まれた。同名の刀工はほかに数人い...