ちゃや‐しろうじろう【茶屋四郎次郎】
安土桃山・江戸時代の京都の豪商。四郎次郎は歴代の通称。初代清延・2代清忠・3代清次・4代道澄・5代延宗と、徳川家の呉服師、朱印船貿易商、糸割符商として巨利を得た。
チャーチル【Winston Leonard Spencer Churchill】
[1874〜1965]英国の政治家。保守党から自由党に転じ、第一次大戦をはさんで商相・内相・海相・陸相・植民地相を歴任後、保守党に復帰。第二次大戦には首相として強力な指導力を発揮して連合国を勝...
ちょうじろう【長次郎】
[1516?〜1592?]室町末期から桃山時代の陶工。楽焼(らくやき)の始祖。千利休の指導を受け、聚楽第(じゅらくだい)で制作したので聚楽焼といわれ、楽印を拝領してからは楽焼とよばれた。
ついしゅ‐ようぜい【堆朱楊成】
室町時代以降、堆朱の技法を伝えた家系の世襲名。足利義詮(よしあきら)に仕えた長充(ちょうじゅう)が中国の元代の名工張成・楊茂の一字をとって楊成と称したのに始まる。明治から昭和にかけて20代まで業...
つかはら‐ぼくでん【塚原卜伝】
[1489〜1571]室町後期の剣客。常陸(ひたち)の人。卜伝流(新当流)の祖。上泉伊勢守に新陰流を学び、流派を成したのち諸国を歴遊してその弘布に努めた。足利義輝(あしかがよしてる)・北畠具教(...
つだ‐そうきゅう【津田宗及】
[?〜1591]安土桃山時代の豪商・茶人。堺の人。三十六人会合衆(えごうしゅう)の一人、天王寺屋津田宗達の子。号、幽更斎。茶を武野紹鴎(たけのじょうおう)に学び、千利休・今井宗久とともに三宗匠と...
つつい‐じゅんけい【筒井順慶】
[1549〜1584]安土桃山時代の武将。大和筒井城主。山崎の戦いで、洞ヶ峠(ほらがとうげ)に陣を置き明智光秀・羽柴秀吉両軍の形勢を眺め、有利な羽柴方についたとされ、日和見(ひよりみ)主義の典型...
ティラク【Bāl Gangādhar Tilak】
[1856〜1920]インド独立運動の指導者・思想家。スワラジ(独立)を民族の権利として主張し、ベンガル分割法に対して国民会議派の民族派の領袖として反対運動を指導。ビルマ流刑後も独立運動に尽くした。
にった‐よしさだ【新田義貞】
[1301〜1338]鎌倉末期・南北朝時代の武将。上野の人。元弘3=正慶2年(1333)鎌倉幕府を滅ぼし、建武政権から重用されたが、のち、足利尊氏と対立。兵庫で楠木正成(くすのきまさしげ)ととも...
のがみ‐やえこ【野上弥生子】
[1885〜1985]小説家。大分の生まれ。本名、ヤエ。豊一郎の妻。夏目漱石の門下。「海神丸」で文壇的地位を確立、広い社会的視野と文化的教養主義を統一した作風を築いた。文化勲章受章。作「真知子」...