あべ‐あきら【阿部昭】
[1934〜1989]小説家。広島の生まれ。私小説的な短編を得意とし、「内向の世代」の作家として活躍。作品に「千年」「人生の一日」など。
ガタリ【Félix Guattari】
[1930〜1992]フランスの精神医学者・思想家。精神分析の手法を用いて現代文明批判を展開し、ポスト構造主義の先駆者の一人となった。ドゥルーズとともに既存の階層的体系を批判し、より横断的・流動...
ドゥルーズ【Gilles Deleuze】
[1925〜1995]フランスの哲学者。ポスト構造主義の思想家。西欧の伝統的な哲学や近代的な知の階層的体系を批判し、より横断的・流動的なリゾームやノマドの概念を提示した。著「差異と反復」、ガタリ...
はやかわ‐せっしゅう【早川雪洲】
[1889〜1973]俳優。千葉の生まれ。本名、金太郎。渡米しハリウッドで「タイフーン」「チート」などの作品に出演。のち、自ら製作会社を設立して映画製作にも進出。舞台俳優としても、ブロードウエー...
ふじわら‐の‐しゅんぜい【藤原俊成】
[1114〜1204]平安後期の歌人。名は「としなり」とも。定家の父。法名、釈阿。幽玄体の歌を確立し、王朝歌風の古今調から中世の新古今調への橋渡しをした。後白河院の院宣により、「千載和歌集」を撰...
ほそかわ‐ただおき【細川忠興】
[1563〜1646]安土桃山・江戸初期の武将。幽斎の長男。織田信長・豊臣秀吉に仕えたが、関ヶ原の戦いでは徳川方につき、軍功によって豊前(ぶぜん)小倉城主。のち、剃髪して号を三斎、法名を宗立と称...
もくじき‐みょうまん【木食明満/木喰明満】
[1718〜1810]江戸後期の僧。甲斐の人。45歳で木食戒を受けて守った。千体仏造像を発願して全国を遊行、素朴で円満な相の木彫仏を多く残す。木食五行。
やまのうえ‐そうじ【山上宗二】
[1544〜1590]安土桃山時代の茶人。堺の人。薩摩屋と号する商人で、千利休に茶を学び、豊臣秀吉に仕えた。のちに放逐され、諸国流浪ののち小田原の陣で再び秀吉と対面したが、不興をかい処刑されたと...
ヨアキム‐デ‐フローリス【Joachim de Floris】
[1135ころ〜1202]イタリアの神秘思想家。シトー会修道士。世界の歴史を父・子・聖霊に対応する三つに区分、1260年に第三期が始まるとする千年王国思想を説いた。
わたなべ‐まさのすけ【渡辺政之輔】
[1899〜1928]労働運動家。千葉の生まれ。日本共産党結成と同時に入党。昭和2年(1927)コミンテルンの招集でモスクワに渡り、「二十七年テーゼ」作成に参加。帰国して翌年、党委員長。台湾で官...