ちょうじろう【長次郎】
[1516?〜1592?]室町末期から桃山時代の陶工。楽焼(らくやき)の始祖。千利休の指導を受け、聚楽第(じゅらくだい)で制作したので聚楽焼といわれ、楽印を拝領してからは楽焼とよばれた。
ちょうせい【長勢】
[1010〜1091]平安中期の仏師。定朝(じょうちょう)の弟子で円派の祖。法勝寺の造仏の功で仏師として初めて法印に叙せられた。広隆寺の日光・月光菩薩、十二神将像が現存。
とつか‐せいかい【戸塚静海】
[1799〜1876]幕末・明治初期の蘭医。遠州掛川の人。法印。宇田川榛斎(しんさい)、シーボルトに医学を学ぶ。江戸で開業し、神田お玉ヶ池種痘所開設に参加。のち幕府奥医師となる。
ドガ【Edgar Degas】
[1834〜1917]フランスの画家。印象派展に参加。踊子・浴女・洗濯女などを好んで描いた。パステル画・版画も多い。
ドビュッシー【Claude Achille Debussy】
[1862〜1918]フランスの作曲家。象徴主義文学などの影響を受け、印象派音楽の世界を創造。作品に管弦楽曲「牧神の午後への前奏曲」「海」、オペラ「ペレアスとメリザンド」、ピアノ曲「子供の領分」など。
なかじま‐らも【中島らも】
[1952〜2004]小説家・劇作家。兵庫の生まれ。本名、裕之(ゆうし)。印刷会社・広告代理店勤務を経て、テレビ番組の構成やラジオのディスクジョキーなど広範囲に活躍。はじめエッセーで認められる。...
はまぐち‐おさち【浜口雄幸】
[1870〜1931] 政治家。高知の生まれ。蔵相・内相を歴任後、立憲民政党総裁として昭和4年(1929)首相に就任。財政緊縮・金解禁を断行、協調外交を推進し、ロンドン軍縮会議で条約に調印。東京...
はまだ‐やひょうえ【浜田弥兵衛】
江戸初期の貿易商。長崎の人。末次平蔵の朱印船の船長。貿易上の争いから、武装日本人多数を伴って台湾のオランダ人根拠地に渡り、このため日蘭貿易は数年間中断した。生没年未詳。
ブランデス【Georg Morris Cohen Brandes】
[1842〜1927]デンマークの文芸批評家。比較文学の手法を用いて、国際的な視野に立つ文芸批評を展開した。著「一九世紀文学主潮」「ロシア印象記」など。
ヘンリー【Patrick Henry】
[1736〜1799]米国独立革命の指導者。印紙条令の反対運動で知られ、「自由か、しからずんば死を与えよ」の演説で英本国との開戦を主張。独立後は、中央集権主義的合衆国憲法に反対する反フェデラリス...