とくがわ‐いえよし【徳川家慶】
[1793〜1853]江戸幕府第12代将軍。在職1837〜1853。家斉の二男。老中水野忠邦に天保の改革を断行させたが、急激にすぎて失敗。のち、外国勢力の圧迫による難局にあたり、阿部正弘を起用。
ながい‐なおむね【永井尚志】
[1816〜1891]幕末期の幕臣、維新期の官吏。三河奥殿藩主松平乗尹(まつだいらのりただ)の子。名は「なおゆき」とも。旗本永井尚徳の養子となり、長崎海軍伝習所総督、初代外国奉行、初代軍艦奉行を...
なるしま‐りゅうほく【成島柳北】
[1837〜1884]漢詩人・随筆家・ジャーナリスト。江戸の生まれ。本名、惟弘(これひろ)。幕臣として騎兵奉行・外国奉行などを歴任。維新後欧米を外遊し、明治7年(1874)朝野新聞社長となり、文...
まつい‐しょうおう【松居松翁】
[1870〜1933]劇作家。宮城の生まれ。本名、真玄(まさはる)。初め松葉と号した。初世市川左団次のために戯曲「悪源太」を書き、以後、新歌舞伎や外国戯曲の翻案作などで活躍。著「団州百話」「劇壇...
まつだ‐こうへい【松田耕平】
[1922〜2002]実業家。広島の生まれ。昭和45年(1970)東洋工業(マツダの前身)の社長に就任、プロ野球球団広島東洋カープのオーナーとなる。米国メジャーリーグに学び、海外キャンプや外国人...
みやもと‐むさし【宮本武蔵】
[1584ころ〜1645]江戸初期の剣術家。播磨(はりま)あるいは美作(みまさか)の人。名は玄信。号、二天。剣の修行のため諸国を巡り、二刀流を編み出し、二天流と称した。佐々木巌流との試合に勝ち...
むらがき‐のりまさ【村垣範正】
[1813〜1880]江戸末期の幕臣。江戸の人。号、淡叟。安政元年(1854)ロシア使節プチャーチンと応対。のち、箱館奉行・外国奉行・神奈川奉行・遣米使節副使などを歴任。
ヤン‐イー【楊逸】
[1964〜 ]小説家。ハルビンの生まれ。本名、劉荍(リュウチョウ)。留学生として来日した後、中国語講師などを経て「ワンちゃん」で作家デビュー。「時が滲む朝」で芥川賞受賞。母語を日本語としない外...