いしはら‐けん【石原謙】
[1882〜1976]キリスト教史学者。東京の生まれ。東北大教授・東京女子大学長。日本のキリスト教史学を確立した。文化勲章受章。著「基督教史」「キリスト教の源流」など。
おか‐きよし【岡潔】
[1901〜1978]数学者。和歌山の生まれ。奈良女子大教授。多変数複素関数論の分野を開拓し、層の概念の原型となる局所イデアルの概念を導入。文化勲章受章。著「春宵(しゅんしょう)十話」など。
おかだ‐よしこ【岡田嘉子】
[1902〜1992]女優。広島の生まれ。女子美術学校卒。新劇から映画界に入り、昭和13年(1938)演出家の杉本良吉とソ連に亡命。スパイ容疑をかけられるが、のちソ連市民権を得る。著作に「悔いな...
きょうとうみ【喬答弥】
《(梵)Gautamī》釈迦(しゃか)族の女子の姓。特に釈迦牟尼の叔母の摩訶波闍波提(まかはじゃばだい)をさす。生母の麻耶夫人(まやぶにん)が出産後7日目に死んだのち、代わって釈迦を養育した。憍...
クララ【Clara】
[1194〜1253]イタリアの聖女。イタリア名、キアラ。クララ女子修道会の創立者。アッシジのフランチェスコの説教に感銘して、最初の女弟子となる。清貧と苦行の生涯を送り、死後聖人に列せられた。ア...
さいとう‐たけし【斎藤勇】
[1887〜1982]英文学者。福島の生まれ。東大教授、東京女子大学長、国際基督教大学教授。著作に「英詩概論」「イギリス文学史」など。昭和50年(1975)文化功労者。
さかきばら‐しげる【榊原仟】
[1910〜1979]外科医。福井の生まれ。東京女子医大教授、筑波大学副学長、榊原記念病院院長。日本の心臓外科手術の開拓者の一人。著作に「医の心」など。
しょうけん‐こうたいごう【昭憲皇太后】
[1850〜1914]明治天皇の皇后。一条忠香の娘。名は美子(はるこ)。産業奨励・女子教育に尽力。和歌に堪能。歌集「昭憲皇太后御集」。
つだ‐うめこ【津田梅子】
[1864〜1929]教育家。江戸の生まれ。日本最初の女子留学生として、満7歳で岩倉具視遣外使節に同行して渡米。帰国後、華族女学校・女子高等師範学校教授。明治33年(1900)女子英学塾(のちの...
にいじま‐やえ【新島八重】
[1845〜1932]教育家。会津の生まれ。襄(じょう)の妻。旧姓、山本。会津戦争では籠城に参加し、新政府軍と戦った。維新後はキリスト教の布教と子女の教育に尽力し、同志社女学校(同志社女子大学の...