カイン【Cain】
旧約聖書の創世記に記されるアダムとイブとの長子。自分の献物が神に退けられたのを恨んで弟アベルを殺し、エデンの東にあるノドの地に追放された。
かがみ‐しこう【各務支考】
[1665〜1731]江戸中期の俳人。美濃の人。別号、獅子庵・東華坊など。蕉門の十哲の一人。師の没後は美濃派の一流を開いた。著「笈日記」「葛(くず)の松原」など。
かく‐しょう【郭象】
[252ころ〜312]中国、西晋の学者。字(あざな)は子玄。河内(河南省)の人。清談にたくみで、「荘子」の注を著し、魏晋のころの玄学思想によって道家哲学を顕彰した。
かげやま‐ひでこ【景山英子】
⇒福田英子(ふくだひでこ)
カサンドロス【Kassandros】
[前358ころ〜前297]マケドニアの王。アンティパトロスの子。アレクサンドロス大王死後、その一族を殺して王となり、マケドニアとギリシャの大半を領土とした。
かしょう【迦葉】
《(梵)Kāśyapaの音写》前5世紀ごろの人。釈迦(しゃか)十大弟子の一人。頭陀(ずだ)第一といわれた。婆羅門(バラモン)の出身で、釈迦の入滅後、教団を指導し、第1回の経典結集(けつじゅう)を...
かすが‐せんあん【春日潜庵】
[1811〜1878]江戸末期から明治初期の陽明学者。京都の生まれ。名は襄。字(あざな)は子賛。公卿の久我(こが)家に仕え、尊王攘夷論を主張した。のち、奈良県知事。著「潜庵遺稿」など。
かすが‐の‐つぼね【春日局】
[1579〜1643]江戸前期の大奥の女中。徳川3代将軍家光の乳母。稲葉正成の妻。名は福。家光が将軍継嗣になるのに功績があり、大奥を任せられ、権勢を振るった。
歌舞伎。時代物。5幕。明治24...
かず‐の‐みや【和宮】
[1846〜1877]仁孝天皇の皇女。孝明天皇の妹。名は親子(ちかこ)。公武合体運動のため、14代将軍徳川家茂(いえもち)に降嫁。家茂の死後に剃髪(ていはつ)、静寛院宮と称した。江戸開城の陰の力...
かせんねん【迦旃延】
《(梵)Kātyāyanaの音写》釈迦十大弟子の一人。西インドの婆羅門(バラモン)の出身。論議第一といわれた。