りゅう‐うしゃく【劉禹錫】
[772〜842]中国、中唐期の詩人。中山(河北省)の人という。字(あざな)は夢得(ぼうとく)。柳宗元・白居易と親しく詩を応酬し、「劉柳」「劉白」と称された。民間で歌われていた「竹枝詞」などを文...
りゅうか‐けい【柳下恵】
中国、周代の魯(ろ)の賢者。本名、展禽。字(あざな)は季。柳下に住み、恵と諡(おくりな)されたことによる名。魯の大夫・裁判官となり、直道を守って君に仕えたことで知られる。生没年未詳。
りゅう‐がく【劉鶚】
[1857〜1909]中国、清末の実業家・作家。丹徒(江蘇省)の人。名は夢鵬、字(あざな)は鉄雲。華北の鉄道敷設や山西の鉱山開発などを建議したが、のち新疆(しんきょう)に流されて死亡。小説「老残...
りゅう‐きょう【劉向】
[前77ころ〜前6]中国、前漢の経学者。本名、更生。字(あざな)は子政。宮中の書物の校訂・整理に当たり、書籍解題「別録」を作り、目録学の祖と称される。著「説苑(ぜいえん)」「洪範五行伝」「新序」...
りゅう‐きょう【劉勰】
[466?〜532]中国、南朝梁の文学評論家。東莞莒(とうがんきょ)(山東省)の人。字(あざな)は彦和(げんわ)。仏法を修めるかたわら、「文心雕竜(ぶんしんちょうりょう)」を著した。
りゅう‐きん【劉歆】
[?〜23ころ]中国、前漢の学者。字(あざな)は子駿(ししゅん)。父劉向(りゅうきょう)の業を継いで、書籍目録の「七略」を完成。「春秋左氏伝」「周礼(しゅらい)」などを研究し、古文経学派の祖と称...
りゅうこう【隆光】
[1649〜1724]江戸中期の新義真言宗の僧。大和の人。字(あざな)は栄春。将軍徳川綱吉の信を得て筑波山の知足院主となり、のちこれを江戸に移して護持院と改称。生類憐みの令を提言したという。通称...
りょ‐こう【呂后】
[?〜前180]中国、前漢の高祖劉邦(りゅうほう)の后。姓は呂、名は雉(ち)。字(あざな)は娥姁(がく)。高祖の子恵帝の死後、政権を掌握し、自分の一族を諸侯に封じたため、死後、呂氏の乱を招いた。
りょ‐ほんちゅう【呂本中】
[1084?〜1145]中国、宋代の思想家。字(あざな)は居仁。東莱先生と称された。程顥(ていこう)・程頤(ていい)の学問を学び、また、博学で、詩文にも長じた。著「春秋解」「童蒙訓」「師友淵源録...
わに【王仁】
古代、百済(くだら)から渡来した学者。応神天皇のときに「論語」「千字文(せんじもん)」を伝えたとされ、西文氏(かわちのふみうじ)の祖といわれる。生没年未詳。