くわだ‐よしなり【桑田義備】
[1882〜1981]植物学者。大阪の生まれ。京大教授。欧米に留学。染色体や細胞核の分裂を研究し、細胞学の発展に貢献。文化勲章受章。著「染色体の構造」「細胞核の分裂」。
くわばら‐じつぞう【桑原隲蔵】
[1871〜1931]東洋史学者。福井の生まれ。京大教授。日本における東洋史学を確立。特に東西交渉史、西域の研究に多くの業績を残した。著「蒲寿庚(ほじゅこう)の事蹟」「東洋文明史論叢」など。
くわばら‐たけお【桑原武夫】
[1904〜1988]仏文学者・評論家。福井の生まれ。隲蔵(じつぞう)の子。西欧的知性や近代的精神に基づいた評論が多く、京都大学人文科学研究所の学際的な共同研究を推進した。文化勲章受章。著「第二...
クント【August Adolf Eduard Eberhard Kundt】
[1839〜1894]ドイツの物理学者。気体や固体中における音波の速度の正確な測定法を示すなど、音響学に貢献。
クンマー【Ernst Eduard Kummer】
[1810〜1893]ドイツの数学者。ベルリン大教授。整数論に理想数を導入して、整数論の発展に大きく貢献。それを応用して、特別な場合のフェルマの最終定理を証明した。 [補説]フェルマの最終定理は...
クーザン【Victor Cousin】
[1792〜1867]フランスの哲学者。ヘーゲル、シェリング、スコットランドの常識哲学などの影響を受け、折衷主義を唱えた。哲学史の領域を開拓。著「近世哲学史講義」「真善美について」など。
クーシュ【Polykarp Kusch】
[1911〜1993]米国の物理学者。ドイツの生まれ。1912年渡米、翌年帰化。マイクロ波発振器の開発、電子の磁気モーメントの精密決定などに貢献した。1955年、W=E=ラムとともにノーベル物理...
クールノー【Antoine Augustin Cournot】
[1801〜1877]フランスの数学者・経済学者。数理経済学の創始者。経済学に限界概念と数学的分析法を導入。著「富の理論の数学的原理に関する研究」など。
クーロン【Charles Augustin de Coulomb】
[1736〜1806]フランスの物理学者。「クーロンの法則」を発見。
クーン【Richard Kuhn】
[1900〜1967]ドイツの化学者。牛乳などからラクトフラビン(ビタミンB2)の分離・合成に成功。ビタミンAの合成にも成功。