たけだ‐たいじゅん【武田泰淳】
[1912〜1976]小説家。東京の生まれ。「蝮(まむし)のすゑ」などによって戦後派作家として注目され、以後、現実の社会問題と取り組んだ作品が多い。小説「風媒花」「ひかりごけ」「森と湖のまつり」...
たけの‐じょうおう【武野紹鴎】
[1502〜1555]室町後期の富商・茶人。堺の人。号、一閑居士・大黒庵。歌学を三条西実隆に学ぶ。茶の湯では村田珠光の孫弟子にあたり、佗(わ)びの境地を確立、千利休・津田宗及・今井宗久らの門弟を...
たなか‐こういち【田中耕一】
[1959〜 ]技術者・生化学者。富山の生まれ。たんぱく質など生体高分子の質量分析法を開発し、平成14年(2002)ノーベル化学賞を受賞。博士などの学位をもたない一般会社員の受賞として話題になっ...
チェーホフ【Anton Pavlovich Chekhov】
[1860〜1904]ロシアの小説家・劇作家。さりげない出来事のうちに、日常性のなかで俗物化していく人間への批判と人生の意味への問いかけをこめ、風刺とユーモアに富む文体で描いた。小説「退屈な話」...
つるが‐わかさのじょう【鶴賀若狭掾】
[1717〜1786]新内節の太夫・作曲者。越前敦賀の人。宮古路加賀太夫(のち富士松薩摩掾(さつまのじょう))の門から出て、鶴賀派を創始。2世鶴賀新内とともに新内節を大成、「明烏(あけがらす)」...
てっさい【鉄斎】
⇒富岡鉄斎(とみおかてっさい)
テニソン【Alfred Tennyson】
[1809〜1892]英国の詩人。美しい韻律と叙情性に富んだ作風により、ビクトリア朝の代表的詩人となった。作「イン‐メモリアム」「国王歌集」「イノック=アーデン」など。
デュマ【Alexandre Dumas】
[1802〜1870]フランスの小説家・劇作家。波瀾万丈(はらんばんじょう)のストーリー性に富んだ作風で、大衆の人気を博した。小説「三銃士」「モンテクリスト伯」など。大デュマ。 [1824〜...
なかにし‐ごどう【中西悟堂】
[1895〜1984]野鳥研究家・天台宗の僧。石川の生まれ。本名、富嗣(とみつぐ)。昭和9年(1934)日本野鳥の会を結成。探鳥会を行い、自然保護運動に尽力した。著「定本野鳥記」など。
ならや‐もざえもん【奈良屋茂左衛門】
[?〜1714]江戸中期の豪商。江戸深川の材木商。日光東照宮の修築で巨富を積み、紀国屋文左衛門と並び称された。資産を継いだ子が吉原で豪遊した話は有名。