フロイス【Luis Frois】
[1532〜1597]ポルトガルのイエズス会宣教師。永禄6年(1563)来日、織田信長の信任を得て畿内・九州で布教にあたった。布教のかたわら、「日本史」を著し、長崎で没した。
へずつ‐とうさく【平秩東作】
[1726〜1789]江戸中期の狂歌師・戯作者。江戸の人。本名、立松懐之。通称、稲毛屋金右衛門。号、東蒙(とうもう)。戯作「当世阿多福仮面」、随筆「莘野茗談(しんやめいだん)」など。
ほうじょう‐ひでじ【北条秀司】
[1902〜1996]劇作家。大阪の生まれ。本名、飯野秀二。岡本綺堂に師事。新派・新国劇・歌舞伎などの商業演劇の脚本を数多く執筆。作「閣下」「王将」「霧の音」「建礼門院」など。昭和62年(198...
ほうせいどう‐きさんじ【朋誠堂喜三二】
[1735〜1813]江戸後期の戯作者・狂歌師。本名、平沢常富。通称、平格。狂名、手柄岡持(てがらのおかもち)。秋田藩主佐竹氏の江戸留守居役。恋川春町とともに黄表紙の作風を確立。黄表紙「文武二道...
ほうねん【法然】
[1133〜1212]平安末期の浄土宗の僧。美作(みまさか)の人。諱(いみな)は源空。比叡山の黒谷で天台および諸宗を学び、安元元年(1175)称名念仏に専念する立場を確立し浄土宗を開いた。洛東吉...
ほり‐たつお【堀辰雄】
[1904〜1953]小説家。東京の生まれ。芥川竜之介に師事。フランス文学、特に心理主義的手法の影響を受け、知性と叙情の融合した独自の世界を築いた。作「聖家族」「風立ちぬ」「菜穂子」「美しい村」など。
ほんごう‐しん【本郷新】
[1905〜1980]彫刻家。北海道の生まれ。高村光太郎に師事。新制作派協会彫刻部創設に参加。代表作に戦没学生記念像「わだつみのこえ」「氷雪の門」など。
ぼんとう【梵灯】
[1349〜?]室町前期の連歌師。出雲の人。俗名、朝山師綱(もろつな)。足利義満に仕えたが、出家して各地を遊歴。連歌を二条良基に学び、その没後は連歌界の重鎮となった。著「梵灯庵袖下集」「梵灯連歌...
ボンヘッファー【Dietrich Bonhoeffer】
[1906〜1945]ドイツのプロテスタント神学者・牧師。反ナチの闘争・抵抗運動を続けて逮捕され、終戦直前に処刑された。獄中で残した多くの著作は、現代の教会と神学に大きな影響を与えている。
ポルフュリオス【Porphyrios】
[232ころ〜304ころ]新プラトン学派の哲学者。シリアの生まれ。プロティノスの弟子で、師の思想の普及に努めた。また、著「アリストテレスのカテゴリー論入門」はスコラ学に影響を及ぼした。