ボルツァーノ【Bernhard Bolzano】
[1781〜1848]オーストリアの哲学者・数学者。ドイツ観念論に反対し、客観主義的論理学を樹立。フッサールなどに影響を与えた。著「知識学」「無限の逆説」など。
ポアソン【Siméon Denis Poisson】
[1781〜1840]フランスの数学者・物理学者。定積分・微分方程式論を研究。変分法・確率論など幅広い分野で業績をあげ、また数学を熱力学・電磁場論などの物理学に応用した。電位などのポテンシャルを...
ポアンカレ【Poincaré】
(Jules Henri 〜)[1854〜1912]フランスの数学者・天文学者・物理学者。微分方程式・関数論や天体力学などの研究で功績があるほか、実用主義(プラグマティズム)に対して科学のため...
ポントリャーギン【Lev Semyonovich Pontryagin】
[1908〜1988]ソ連の数学者。14歳のとき爆発事故で失明した。位相群・位相体やリー群の位相的研究など、位相幾何学の発展に貢献した。著「最適制御の数学的理論」「連続群論」など。
マルコフ【Andrey Andreevich Markov】
[1856〜1922]ロシアの数学者。チェビシェフの弟子。確率論・数理統計学に多くの業績を残し、「マルコフ過程」を創始した。また、20世紀初めのロシア自由運動に参加し、ツァーリ政府を批判した。著...
マンデルブロ【Benoît Mandelbrot】
[1924〜2010]ポーランドのワルシャワ出身、ユダヤ系の数学者、経済学者。1936年、家族とともにフランスに移住。1947年、エコールポリテクニークを卒業。その後、米国のカリフォルニア工科大...
ミンコフスキー【Hermann Minkowski】
[1864〜1909]ドイツの数学者。ロシアの生まれ。ドイツのゲッティンゲン大学教授。整数論に幾何学的概念を導入した。また、ミンコフスキー空間の考え方により、特殊相対性理論を数学的に基礎づけた。
メビウス【August Ferdinand Möbius】
[1790〜1868]ドイツの数学者・天文学者。ガウスに天文学を学び、のちにライプチヒ天文台長を務めた。幾何学では、点の斉次座標を導入し、平面の射影変換などを研究。メビウスの帯を提示した。
もり‐つよし【森毅】
[1928〜2010]数学者。東京の生まれ。解析学を専門とし、京都大学教授などを務めるかたわら、教育問題や歌舞伎などの芸能・文化に関する評論家としても活躍した。
モンジュ【Gaspard Monge】
[1746〜1818]フランスの数学者。海軍大臣。画法幾何学を創始した。また、解析幾何学の業績や、微分方程式のモンジュの方法でも知られる。