ほりかわ‐てんのう【堀河天皇】
[1079〜1107]第73代の天皇。在位1087〜1107。白河天皇の第2皇子。名は善仁(たるひと)。即位当初は白河上皇の院政期であったが、長じて政務に精励し、末代の聖王と称された。
まえだ‐つなのり【前田綱紀】
[1643〜1724]江戸前期の大名。加賀藩第5代藩主。幼名、犬千代。藩政改革に尽力。また、学を好み、木下順庵を招き、図書の収集・保存・編纂(へんさん)にも努めて尊経閣文庫の基礎を築いた。
まえの‐りょうたく【前野良沢】
[1723〜1803]江戸中期の蘭学者・医者。名は達。豊前(ぶぜん)中津藩医。青木昆陽に師事してオランダ語を学ぶ。杉田玄白らとのオランダ語版「ターヘル‐アナトミア」(解体新書)の翻訳で指導的役割...
まえばら‐いっせい【前原一誠】
[1834〜1876]幕末・明治初期の尊王攘夷派志士・政治家。長州藩士。前名、佐世八十郎。吉田松陰の門人で倒幕運動に参加。明治維新後、参議などを歴任したが明治政府の方針に不満を持ち辞職、萩の乱を...
まるばし‐ちゅうや【丸橋忠弥】
[?〜1651]江戸前期の浪人。出羽の人という。宝蔵院流の槍術にすぐれ、江戸に道場を開く。由井正雪と共謀して慶安の変を企てたが、事前に発覚して処刑された。
歌舞伎狂言「樟紀流花見幕張(くすの...
まんげん‐しばん【卍元師蛮】
[1626〜1710]江戸前期の臨済宗の僧。相模の人。日本の僧の伝記の編纂を発願。三十余年諸国を歩いて資料を収集し、「延宝伝灯録」「本朝高僧伝」などを著した。
みなもと‐の‐つねのぶ【源経信】
[1016〜1097]平安後期の公卿・歌人。俊頼の父。桂大納言・帥(そち)大納言とよばれる。博識多芸で、詩歌・管弦に長じ、藤原公任(きんとう)と並んで三舟(さんしゅう)の才と称された。家集「大納...
みなもと‐の‐とおる【源融】
[822〜895]平安前期の公卿。嵯峨天皇の皇子。源の姓を賜り、臣籍に降下。六条河原に邸宅を営み、河原左大臣とよばれた。宇治に営んだ別荘はのちに平等院となる。
みなもと‐の‐としより【源俊頼】
[1055〜1129]平安後期の歌人。経信の子。俊恵(しゅんえ)の父。自由清新な和歌によって高く評価され、保守派の藤原基俊と対立した。金葉集を撰進。家集「散木奇歌集」、歌学書「俊頼髄脳」。
みなもと‐の‐のりより【源範頼】
[?〜1193]平安末期・鎌倉初期の武将。義朝の六男。通称、蒲冠者(がまのかじゃ)。兄頼朝の挙兵を助け、弟義経とともに源義仲や平氏追討に参加。のち、頼朝に追われ、伊豆修禅寺で殺された。