たかはし‐おさむ【高橋治】
[1929〜2015]小説家。千葉の生まれ。映画監督を経て執筆活動に入り、戯曲・小説を手がける。伝記物の他、叙情的な恋愛小説でも広い読者層を得る。「秘伝」で直木賞受賞。他に「絢爛(けんらん)たる...
たかはし‐かつみ【高橋克巳】
[1890〜1925]化学者。和歌山の生まれ。鈴木梅太郎の門下。タラの肝油からビタミンAを抽出。
たかはし‐よしお【高橋義夫】
[1945〜 ]小説家。千葉の生まれ。編集者を経て小説家となる。個性的な時代小説で知られ、「狼奉行(おおかみぶぎょう)」で直木賞受賞。他に「闇の葬列」「秘宝月山丸」「北緯50度に消ゆ」など。
たかみ‐じゅん【高見順】
[1907〜1965]小説家。福井の生まれ。本名、高間芳雄。プロレタリア文学運動に参加、検挙されて転向。鋭敏な感覚で、弧立した知識人の姿を描き出す。晩年は日本近代文学館の開設に尽力。小説「故旧忘...
たかむら‐かおる【高村薫】
[1953〜 ]小説家。大阪の生まれ。本名、林みどり。リアリティーに満ちた社会派ミステリーで人気を集める。描写力の確かさに定評があり、映像化された作品も数多い。「マークスの山」で直木賞受賞。他に...
たちばな‐そとお【橘外男】
[1894〜1959]小説家。石川の生まれ。中学退学、服役など波瀾万丈(はらんばんじょう)の若年期を経た後に作家となる。エキゾチックな題材を扱った、猟奇的な幻想小説を多く発表。「ナリン殿下への回...
たての‐のぶゆき【立野信之】
[1903〜1971]小説家。千葉の生まれ。軍隊での生活を経てはじめプロレタリア作家として活躍するが、検挙された後は転向。現代史を題材とした作品を執筆した。「叛乱(はんらん)」で直木賞受賞。「友...
たんげ‐けんぞう【丹下健三】
[1913〜2005]建築家。大阪の生まれ。第二次大戦後の日本建築界の代表者の一人。広島平和記念資料館・国立代々木競技場体育館・東京都庁舎などを設計。文化勲章受章。
だん‐かずお【檀一雄】
[1912〜1976]小説家。山梨の生まれ。「日本浪漫派」に参加。奔放な生き方を貫き、無頼派と称された。「長恨歌」「真説石川五右衛門」で直木賞受賞。他に「リツ子・その愛」「リツ子・その死」「火宅...
ちば‐じへい【千葉治平】
[1921〜1991]小説家。秋田の生まれ。本姓、堀川。伊藤永之介に師事し、農村に題材をとった小説を執筆した。「虜愁記(りょしゅうき)」で直木賞受賞。他に「馬市果てて」「八郎潟」「アンデスの花」など。