えい‐わん【衛綰】
中国、前漢の武将。山西省大陵の人。文帝・景帝・武帝に仕え、呉・楚(そ)との戦いに功労があった。生没年未詳。
えんい【円伊】
鎌倉後期の画僧。僧位は法眼(ほうげん)。絵巻物「一遍上人絵伝(いっぺんしょうにんえでん)」(歓喜光寺本)を描いた。生没年未詳。
えん‐の‐ぎょうじゃ【役の行者】
奈良時代の山岳修行者。修験道の祖。大和国葛城山で修行し、吉野の金峰山(きんぶせん)・大峰山などに霊場を開いた。仏教に通じ、祈祷(きとう)・呪術などをよくしたが、文武天皇のとき、讒言(ざんげん)...
おう‐き【王圻】
中国、明代の学者。上海(江蘇省)の人。字(あざな)は元翰。馬端臨の「文献通考」に続けて、南宋から明中期までの記事を集めた「続文献通考」を著した。他に「三才図会」など。生没年未詳。
おう‐しょうくん【王昭君】
中国、前漢の元帝の宮女。名は嬙(しょう)。昭君は字(あざな)。のちに明妃(めいひ)・明君ともよばれる。匈奴(きょうど)との和親政策のため呼韓邪単于(こかんやぜんう)に嫁がせられた。その哀話は、戯...
おう‐れいかん【王霊官】
中国、宋代の人。明の永楽帝のとき、道士周思徳によって道教の守護神、二十六将の第一位とされた。その像は赤面三眼で、むちを手にしている。王枢火府天将。生没年未詳。
おおえ‐の‐ちさと【大江千里】
平安前期の歌人。音人(おとんど)の子。兵部大丞(ひょうぶだいじょう)。中古三十六歌仙の一人。宇多天皇の命により「句題和歌(大江千里集)」を撰進。生没年未詳。
おおしこうち‐の‐みつね【凡河内躬恒】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。歌合わせ・歌会・屏風歌(びょうぶうた)に作品が多い。古今集撰者の一人。家集に「躬恒集」がある。生没年未詳。
おおとも‐の‐かなむら【大伴金村】
古代の中央豪族。5、6世紀のころの武烈・継体・安閑・宣化天皇時代の大連(おおむらじ)。欽明天皇のとき、朝鮮半島経営の失敗により失脚。生没年未詳。
おおとも‐の‐くろぬし【大友黒主/大伴黒主】
平安前期の歌人。六歌仙の一人。近江の人。歌は古今集・後撰集に収載。謡曲・歌舞伎などの題材となっている。生没年未詳。