ひゃくじょう‐えかい【百丈懐海】
[720〜814]中国、唐代の禅僧。福州長楽(福建省)の人。南宗禅の馬祖道一の法をついだ。洪州(江西省)の百丈山に住して教化し、禅門の規範「百丈清規(しんぎ)」を定めて自給自足の体制を確立。
ビラ‐ロボス【Heitor Villa-Lobos】
[1887〜1959]ブラジルの作曲家。国内各地の民謡を収集・研究し、民族音楽とヨーロッパ音楽を融合した作風を確立した。作品に「ブラジル風バッハ」など。
ほうしょう‐しん【宝生新】
[1870〜1944]能楽師。ワキ方下掛(しもがかり)宝生流10世宗家。名は「あらた」とも。東京の生まれ。明治・大正・昭和にわたって活躍、名人とうたわれた。
ほさか‐まこと【保坂誠】
[1910〜1996]実業家。清(しん)(中国)の生まれ。昭和25年(1950)後楽園スタヂアムに入社し、同53年社長に就任。同63年には日本初の多目的ドーム球場である東京ドームを建設。日本ボク...
ほしかわ‐せいじ【星川清司】
[1921〜2008]小説家・脚本家。東京の生まれ。映画の脚本家として「眠狂四郎」シリーズなど時代劇・任侠ものを中心に娯楽作品を数多く手がけた。そのかたわら伝記小説などを執筆し、「小伝抄(こでん...
ホフマン【Ernst Theodor Amadeus Hoffmann】
[1776〜1822]ドイツの小説家。判事兼作家の生活を送り、怪奇的、幻想的な作品を書いた。絵画・音楽にもすぐれた。作「黄金の壺(つぼ)」「悪魔の霊液」「牡猫ムルの人生観」など。
ボッケリーニ【Luigi Boccherini】
[1743〜1805]イタリアの作曲家。古典派室内楽曲の様式を確立した。作品に「チェロ協奏曲」など。
ボーブナルグ【Luc de Clapiers Vauvenargues】
[1715〜1747]フランスのモラリスト。生涯不遇であったが、独自の楽天主義の立場に立ち、人間の高貴な情熱と行動力を強調した。著「省察と箴言」など。
ポー【Edgar Allan Poe】
[1809〜1849]米国の詩人・小説家。音楽的諧調を重視した耽美的な詩は、純粋詩の詩論とともに象徴派などに大きな影響を与えた。また、怪奇的、幻想的な短編小説を発表し、推理小説の開拓者ともされる...
まつもと‐ながし【松本長】
[1877〜1935]能楽師。シテ方宝生流。静岡の生まれ。16世宝生九郎に師事、野口兼資(のぐちかねすけ)とともに宝生流の双璧(そうへき)とうたわれた。