たさか‐ともたか【田坂具隆】
[1902〜1974]映画監督。広島の生まれ。ヒューマニズムを基調とする作風が特徴。代表作「五人の斥候兵」「路傍の石」など。
たぞえ‐てつじ【田添鉄二】
[1875〜1908]社会主義者。熊本の生まれ。米国に留学。日本社会党創立に参加。直接行動論に対して議会政策論を展開。
ただ‐とみお【多田富雄】
[1934〜2010]免疫学者。茨城の生まれ。昭和46年(1971)サプレッサーT細胞の発見で注目される。免疫学と分子生物学の分野で活躍するほか、執筆活動や、医療や科学をテーマにした能楽の創作な...
ただ‐ゆうけい【多田裕計】
[1912〜1980]小説家・俳人。福井の生まれ。「長江(ちょうこう)デルタ」で芥川賞受賞。戦後、石田波郷(はきょう)の俳誌「鶴」に参加。俳誌「れもん」創刊、主宰。他に「アジアの砂」「芭蕉」、句...
たちはら‐まさあき【立原正秋】
[1926〜1980]小説家。朝鮮の生まれ。能に深く傾倒し、独特な美意識と叙情性にあふれた作風で人気を集め、多くのベストセラーを生み出した。「白い罌粟(けし)」で直木賞受賞。他に「薪能(たきぎの...
たちはら‐みちぞう【立原道造】
[1914〜1939]詩人。東京の生まれ。堀辰雄・室生犀星(むろうさいせい)に師事。リルケを好み、「四季」の同人として音楽的な叙情詩を発表した。詩集「萱草(わすれぐさ)に寄す」「暁と夕の詩」など。
たちばな‐しゅうた【橘周太】
[1865〜1904]陸軍軍人。長崎の生まれ。日露戦争中、大隊長として首山堡の争奪戦で戦死。海軍の広瀬武夫中佐と並んで「軍神橘中佐」と称された。
たちばな‐ずいちょう【橘瑞超】
[1890〜1968]探検家。愛知の生まれ。浄土真宗本願寺派僧侶。大谷光瑞(こうずい)探検隊の第2次・第3次中央アジア探検に参加し、敦煌(とんこう)などの遺跡を発掘。ウイグル文字の解読にも成功し...
たちばな‐そとお【橘外男】
[1894〜1959]小説家。石川の生まれ。中学退学、服役など波瀾万丈(はらんばんじょう)の若年期を経た後に作家となる。エキゾチックな題材を扱った、猟奇的な幻想小説を多く発表。「ナリン殿下への回...
たちばな‐たかし【立花隆】
[1940〜2021]ノンフィクション作家・評論家。長崎の生まれ。本名、橘隆志。「田中角栄研究」で地位を確立。その後も宇宙・医療など、幅広い分野で多くの著作を残した。作「宇宙からの帰還」「脳死」など。