にし‐あまね【西周】
[1829〜1897]哲学者・啓蒙思想家。石見(いわみ)の人。津和野藩医の子。オランダに留学、帰国して、開成所教授。森有礼らと明六社を結成し、西洋哲学の紹介、啓蒙思想の普及に努めた。著「百一新論...
のがみ‐とよいちろう【野上豊一郎】
[1883〜1950]英文学者・能楽研究家。大分の生まれ。号、臼川(きゅうせん)。弥生子の夫。夏目漱石の門下。能の研究に新分野を開き、また、その海外紹介に努めた。著「能」「能の再生」など。
はせがわ‐さぶろう【長谷川三郎】
[1906〜1957]洋画家。山口の生まれ。日本における抽象絵画の先駆者の一人で、自由美術家協会の設立に参加。また、海外への日本の前衛美術の紹介にも努めた。
ばば‐たつい【馬場辰猪】
[1850〜1888]思想家・政治家。高知の生まれ。孤蝶の兄。慶応義塾に学び、英国に留学。帰国後、自由民権思想の紹介・普及に尽力。米国フィラデルフィアで客死。著「天賦人権論」など。
フィボナッチ【Leonardo Fibonacci】
[1180ころ〜1250ころ]イタリアの数学者。ヨーロッパにアラビア数学を紹介した。ユークリッドの幾何学の紹介や回帰数列のフィボナッチ数列でも知られている。著「算盤の書」「平方の書」。ピサのレオ...
ふくざわ‐いちろう【福沢一郎】
[1898〜1992]洋画家。群馬の生まれ。多摩美大・女子美大教授。フランスに留学し、シュールレアリスムを日本に紹介。独立美術協会の創立に参加、のち美術文化協会を結成。代表作に「よき料理人」「黒...
ふじさわ‐りきたろう【藤沢利喜太郎】
[1861〜1933]数学者。新潟の生まれ。東大教授。ヨーロッパで学んだ数学を紹介し、日本の数学界の基礎をつくった。のち貴族院議員。
ブリンクリー【Francis Brinkley】
[1841〜1912]英国の海軍軍人・ジャーナリスト。1867年(慶応3)来日し、海軍砲術学校などで教えた。「ジャパン‐メール」紙を発行、日本の文化を海外に紹介。東京で没。
ボーデ【Johann Elert Bode】
[1747〜1826]ドイツの天文学者。ベルリン天文台に勤め、天文年表や星表を刊行した。「ボーデの法則」を紹介。
マテオ‐リッチ【Matteo Ricci】
[1552〜1610]イタリアのイエズス会宣教師。明末の中国に渡り布教に努め、徐光啓ら多くの知識人を改宗させた。また、西洋学術を紹介し、中国最初の世界地図「坤輿(こんよ)万国全図」を作る。著訳に...