カフカ【Franz Kafka】
[1883〜1924]プラハ生まれの小説家。ドイツ語で作品を書いた。実存主義文学の先駆者。人間存在の不条理を、異常な事件にからませて写実的文体で描いた。作「変身」「審判」「城」「アメリカ」など。
カブラル【Francisco Cabral】
[1528〜1609]ポルトガルの宣教師。1570年、日本布教区長として来日、織田信長・足利義昭らにも会い、布教の基礎を固めた。のちインドに行き、ゴアで没。
カブール【Camillo Benso conte di Cavour】
[1810〜1861]イタリアの政治家。サルデーニャ王国の首相としてクリミア戦争に参加、ナポレオン3世との密約など、巧みな外交政策と、共和主義的なガリバルディらの運動の懐柔によってイタリア統一を...
かもち‐まさずみ【鹿持雅澄】
[1791〜1858]江戸後期の国学者・歌人。土佐の人。号は、古義軒、山斎。土佐に住み、ほとんど独学で万葉集を中心に上代国語の研究を進めた。著「万葉集古義」「山斎集」など。
かも‐の‐まぶち【賀茂真淵】
[1697〜1769]江戸中期の国学者・歌人。遠江(とおとうみ)の人。岡部氏。号、県居(あがたい)。荷田春満(かだのあずままろ)に学び、国学四大人の一人といわれる。田安宗武に仕え、広く古典を研究...
から‐じゅうろう【唐十郎】
[1940〜2024]劇作家・演出家・俳優・小説家。東京の生まれ。本名、大鶴義英(おおつるよしひで)。状況劇場を率い、紅テント公演を行うなどアングラ演劇の代表的な存在。「少女仮面」で岸田国士(く...
カルバン【Jean Calvin】
[1509〜1564]フランスの宗教改革者・神学者。厳格な聖書主義に基づき、神の絶対的権威を主張して予定説を唱えた。スイスのジュネーブに招かれて、市政と教会の改革を指導。主著「キリスト教綱要」に...
カルポー【Jean-Baptiste Carpeaux】
[1827〜1875]フランスの彫刻家。古典主義の伝統を離れ、躍動的で優美な官能性を備えた作品を多数制作した。作、オペラ座正面装飾の「ダンス」など。
ガボ【Naum Gabo】
[1890〜1977]ロシア生まれの彫刻家。のち、米国に帰化。構成主義の代表者で、プラスチックなどの新素材により、独自の彫刻空間を構築した。
ギェレルプ【Karl Gjellerup】
[1857〜1919]デンマークの小説家。無神論的ヒューマニズムに立って、思想的作品を残した。1917年、ノーベル文学賞受賞。作「一理想主義者」「ゲルマン族の弟子」など。