オキーフ【Georgia O'Keeffe】
[1887〜1986]米国の女性画家。夫は写真家のスティーグリッツ。ニューメキシコの荒涼とした風土を愛し、シュールレアリスム的な世界を描いた。代表作「牛の頭蓋骨—赤、白、青」など。
おづ‐やすじろう【小津安二郎】
[1903〜1963]映画監督。小市民映画で作品のスタイルを確立。日本の家庭生活を描き続けて数々の名作を生み出した。代表作「生れてはみたけれど」「晩春」「麦秋」「東京物語」など。
オドエフスキー【Vladimir Fyodorovich Odoevskiy】
[1803〜1869]ロシアの作家・音楽批評家。哲学者のシェリングやドイツ‐ロマン派の影響を受けて哲学的小説を書き、哲学サークル「愛智会」を主宰。音楽評論でも活躍した。代表作は連作短編集「ロシア...
オニール【Eugene Gladstone O'Neill】
[1888〜1953]米国の劇作家。写実心理劇から表現主義、さらに超自然主義に移り、神を見失い安住の場を求めて苦悩する人間を描いた。1936年、ノーベル文学賞受賞。作「楡(にれ)の木陰の欲望」「...
カイザー【Georg Kaiser】
[1878〜1945]ドイツの劇作家。表現主義の代表者。ナチスに弾圧されてスイスに亡命。作「カレーの市民」「朝から夜中まで」など。
カイヨワ【Roger Caillois】
[1913〜1978]フランスの社会学者。バタイユやレリスとともに社会学研究会を組織。代表作は、遊びを研究した「遊びと人間」のほか、「人間と聖なるもの」など。
かきのもと‐の‐ひとまろ【柿本人麻呂】
万葉集の代表的歌人。三十六歌仙の一人。持統・文武両天皇に仕えた。長歌の形式を完成するとともに、短歌も数多く残し、後世、歌聖としてあがめられた。生没年未詳。
(柿本人麿)斎藤茂吉による評論。昭...
かく‐き【郭熙】
中国、北宋の山水画家。河陽(河南省)の人。郭河陽ともよばれる。李成の山水画風を受け継ぎ、神宗朝の宮廷画院で指導。代表作「早春図」は台北市の故宮博物院蔵。生没年未詳。
かくた‐みつよ【角田光代】
[1967〜 ]小説家。神奈川の生まれ。読みやすい文体で家族や恋愛をテーマにした作品を発表し、若い女性の支持を得る。「対岸の彼女」で直木賞受賞。他に「まどろむ夜のUFO」「キッドナップ・ツアー」...
か‐けい【夏珪】
中国、宋代の画家。銭塘(せんとう)(浙江省杭州)の人。字(あざな)は禹玉(うぎょく)。馬遠(ばえん)とともに南宋の宮廷画院を代表する山水画家。室町中期以降の日本の山水画に影響を与えた。生没年未詳。