ナボコフ【Vladimir Nabokov】
[1899〜1977]ロシア生まれの米国の小説家・詩人。中年男の少女への倒錯的な愛を描いた小説「ロリータ」のほか、自伝「記憶よ、語れ」、評伝「ゴーゴリ伝」など。
ハルトマン‐フォン‐アウエ【Hartmann von Aue】
[1165ころ〜1215ころ]中世ドイツの宮廷詩人。アーサー王伝説に取材した長編叙事詩「エーレク」「イーベイン」、宗教的題材を扱った短編「グレゴリウス」「哀れなハインリヒ」など。
はるやま‐ゆきお【春山行夫】
[1902〜1994]詩人・評論家。愛知の生まれ。本名、市橋渉(わたる)。上京して雑誌「詩と詩論」を創刊。詩集「月の出る町」「植物の断面」、評論「詩の研究」「文学評論」など。
はん‐がく【潘岳】
[247〜300]中国、西晋の詩人。滎陽(けいよう)(河南省)の人。字(あざな)は安仁(あんじん)。美男として有名。人の死を悼む哀や誄(るい)の文、詩では妻の死を悼んだ「悼亡詩」3首に才を発揮した。
はん‐せいだい【范成大】
[1126〜1193]中国、南宋の詩人。呉郡(江蘇省)の人。字(あざな)は致能。号、石湖居士。晩年の「四時田園雑興」60首は、江戸時代によく読まれた。南宋四大家の一人。紀行文「呉船録」など。
バリモント【Konstantin Dmitrievich Bal'mont】
[1867〜1942]ロシアの詩人。ロシア象徴主義の初期の代表者。また、西欧詩の翻訳でも活躍。作「太陽のごとくあれ」など。
バレリー【Paul Valéry】
[1871〜1945]フランスの詩人・批評家。マラルメに師事し、純粋詩の理論を確立。詩「若きパルク」、評論「レオナルド=ダ=ビンチの方法序説」「バリエテ」など。
ばんり‐しゅうく【万里集九】
[1428〜?]室町中期の臨済宗の僧。近江(おうみ)の人。相国寺の大圭宗价(だいけいそうかい)に師事。後期五山文学の代表者。詩文集「梅花無尽蔵」など。
ひがしやま‐かいい【東山魁夷】
[1908〜1999]日本画家。神奈川の生まれ。本名、新吉。詩情あふれる装飾的風景画を制作。文化勲章受章。
ピサロ【Camille Pissarro】
[1830〜1903]フランスの画家。印象派の代表的な画家の一人で、詩情あふれる田園風景を多く描いた。作「赤い屋根」など。