いがらし‐ちから【五十嵐力】
[1874〜1947]国文学者。山形の生まれ。早大教授。坪内逍遥(つぼうちしょうよう)の門下で、国文学の文芸学的研究に業績を残した。著「新国文学史」「新文章講話」など。
いたくら‐しげまさ【板倉重昌】
[1588〜1638]江戸初期の武将。勝重の子。三河深溝(ふこうず)領主。大坂冬の陣の講和使者。のち、島原天草一揆の鎮定に向かったが成功せず、城を強攻して戦死。
いのうえ‐みつはる【井上光晴】
[1926〜1992]小説家・詩人。中国、旅順の生まれ。荒野(あれの)の父。被差別部落や在日朝鮮人、炭鉱の労働者などをテーマにした作品を多数発表。また、文学伝習所を開講して後進の育成にも尽力した...
いのうえ‐よりくに【井上頼圀】
[1839〜1914]国学者。江戸の人。平田銕胤(ひらたかねたね)に師事。皇典講究所(のちの国学院大学)を設立。「古事類苑」の編纂に参加。
ウィッテ【Sergey Yul'evich Vitte】
[1849〜1915]ロシアの政治家。1892年蔵相となり、鉄道建設、信用制度の整備などの近代化政策をとる。のち、首相として政治的自由化により革命の回避に尽力。日露戦争終結のためのポーツマス講和...
ウィルソン【Thomas Woodrow Wilson】
[1856〜1924]米国の政治家。第28代大統領。在任1913〜1921。民主党。第一次大戦のベルサイユ講和会議の主役を務め、国際連盟創立を提唱。1919年、ノーベル平和賞受賞。→ハーディング
ウェルナー【Alfred Werner】
[1866〜1919]スイスの化学者。立体化学を展開して配位説を提唱、錯体化学の体系化に寄与した。1913年、ノーベル化学賞受賞。著「立体化学講義」「無機化学における新思想」など。
うの‐てつと【宇野哲人】
[1875〜1974]中国哲学者。熊本の生まれ。東大教授。中国・ドイツに留学。中国哲学・中国哲学史の発展に貢献した。著「支那哲学の研究」「支那哲学史講話」など。
エマソン【Ralph Waldo Emerson】
[1803〜1882]米国の詩人・思想家。神性を宿す自然の一部としての人間は、自然に従って生きるべきであるとする超越主義の代表者で、初期アメリカ哲学の確立者。著「自然論」「神学部講演」「アメリカ...
おおつか‐きんのすけ【大塚金之助】
[1892〜1977]経済学者。東京の生まれ。「日本資本主義発達史講座」の経済思想史を執筆。第二次大戦後、一橋大学経済研究所所長などを務めた。著「解放思想史の人々」など。