みき‐たく【三木卓】
[1935〜2023]小説家・詩人。東京の生まれ。本名、富田三樹(みき)。「鶸(ひわ)」で芥川賞受賞。「小噺集」で芸術選奨。他に小説「震える舌」「路地」「裸足と貝殻」、詩集「東京午前三時」「わが...
ミストラル【Frédéric Mistral】
[1830〜1914]フランスの詩人。生地プロバンス地方の言語と文学の復興・刷新に貢献。1904年ノーベル文学賞受賞。叙事詩「ミレイユ」、近代プロバンス語辞典「フェリブリージュ宝典」など。
ミストラル【Gabriela Mistral】
[1889〜1957]チリの女流詩人・外交官。自殺した恋人への愛を、詩作の過程で人類愛にまで昇華。1945年ノーベル文学賞受賞。詩集「荒廃」「愛情」「開墾」など。
みずかみ‐つとむ【水上勉】
[1919〜2004]小説家。福井の生まれ。幅広い題材と、弱者に向けられた温かいまなざしで数多くの作品を執筆し、昭和を代表する人気作家となった。人物評伝でも実力を発揮し、映像化された作品も多い。...
みそら‐ひばり【美空ひばり】
[1937〜1989]歌手。神奈川の生まれ。本名、加藤和枝。9歳でデビュー、「リンゴ追分」「柔」「悲しい酒」などの演歌を中心に数多くのヒット曲を歌い続けた。没後、国民栄誉賞受賞。
みた‐まさひろ【三田誠広】
[1948〜 ]小説家。大阪の生まれ。編集者、フリーライターを経て文筆活動に入る。「僕って何」で芥川賞受賞。他に「いちご同盟」「地に火を放つ者」「恋する家族」など。評論・随筆も多い。
みつおか‐あきら【光岡明】
[1932〜2004]小説家。熊本の生まれ。新聞社に勤務するかたわら執筆活動を行う。ルポルタージュを思わせる手法で、戦時中の人間心理や日常生活に潜むあやうさを描いて評価された。「機雷」で直木賞受...
みやざき‐いちさだ【宮崎市定】
[1901〜1995]東洋史学者。長野の生まれ。京大教授・東洋史学会会長。中国を中心に広くアジア史全般を研究。「九品官人法の研究」で学士院賞受賞。他の著作に「科挙」「中国史」など。平成元年(19...
みやべ‐みゆき【宮部みゆき】
[1960〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、矢部。親しみやすい文体、身近な設定、巧みなストーリー展開で、推理・ミステリー・SF・時代小説など多彩な分野の作品を執筆。「理由」で直木賞、「模倣犯」で...
むらまつ‐ともみ【村松友視】
[1940〜 ]小説家。東京の生まれ。梢風の孫。編集者を経て執筆活動に入る。プロレスや芸能人をテーマにした独特な語り口の小説で文壇に新風を吹き込む。「時代屋の女房」で直木賞受賞。他に「鎌倉のおば...