ミルボー【Octave Mirbeau】
[1848〜1917]フランスの小説家・劇作家。ブルジョア社会を風刺・批判した作品を残した。小説「小間使いの日記」、戯曲「事業は事業」など。
やすおか‐しょうたろう【安岡章太郎】
[1920〜2013]小説家。高知の生まれ。「第三の新人」の一人。「悪い仲間」「陰気な愉(たの)しみ」で芥川賞受賞。他に「海辺(かいへん)の光景」「幕が下りてから」「流離譚(りゅうりたん)」など...
やなぎや‐こさん【柳家小さん】
落語家。 (3世)[1856〜1930]江戸の人。本名、豊島銀之助。「らくだ」「うどん屋」などの上方落語を東京に移す。夏目漱石が名人と賞賛したことでも有名。 (4世)[1888〜1947]東...
らごら【羅睺羅】
《(梵)Rāhulaの音写》出家以前の釈迦(しゃか)と耶輸陀羅(やしゅだら)との間に生まれた息子。釈迦に従って出家し、十大弟子の一人。よく戒律を守り、密行第一と称された。ラーフラ。
ラスウェル【Harold Dwight Lasswell】
[1902〜1978]米国の政治学者。精神分析の方法を政治学に導入して、政治行動の実証的研究を行った。政策学の提唱者でもある。著「権力と人間」「政治」など。
ラビン【Yitzhak Rabin】
[1922〜1995]イスラエルの政治家、第6代、11代首相。在任1974〜1977、1992〜1995。イスラエルとアラブの和平を推進し、1993年にはオスロ合意に調印。1994年にはヨルダン...
ラ‐メトリ【Julien Offroy de La Mettrie】
[1709〜1751]フランスの哲学者・医師。デカルトの影響を受けて「人間機械論」を発表、唯物論的、無神論的思想を説いた。ほかに「霊魂の自然誌」など。
ラングランド【William Langland】
[1330ころ〜1400ころ]英国の詩人。中世英文学の代表作の一つで、人間の理想的な生き方を追求するとともに当時の社会を風刺した頭韻詩「農夫ピアズの幻想」の作者とされる。
ラーゲルレーブ【Selma Ottiliana Lovisa Lagerlöf】
[1858〜1940]スウェーデンの女流小説家。人間と自然への愛を基調に、空想性あふれる作品を書いた。1909年ノーベル文学賞受賞。作「イェスタ=ベルリング物語」「ニルスのふしぎな旅」など。
りょう‐かい【梁楷】
中国、南宋の画家。東平(山東省)の人。号、梁風子。嘉泰年間(1201〜1204)画院の待詔となる。精妙な山水画・道釈画のほかに減筆体の人物画にもすぐれ、日本の室町時代の水墨画に大きな影響を与えた...