ペラン【Jean-Baptiste Perrin】
[1870〜1942]フランスの物理化学者。ブラウン運動を観測し、モル分子数を測定して分子の存在を実証した。1926年ノーベル物理学賞受賞。
ボーダン【Jean Bodin】
[1530〜1596]フランスの政治学者・思想家。主権を国家の絶対的・永続的権力と考察。宗教戦争の渦中にあって、王権による政治的統一と平和の回復を唱えた。著「国家論」など。
ボードリヤール【Jean Baudrillard】
[1929〜2007]フランスの社会学者。構造主義・記号論の影響下で記号としての「物」を考察し、現代消費社会を分析した。著「消費社会の神話と構造」「象徴交換と死」など。
マラー【Jean-Paul Marat】
[1743〜1793]フランスの革命家。フランス革命にあたって「人民の友」紙を発刊し、民衆の運動を賞賛。国民公会議員に選出後は、山岳派の指導者として活躍。ジロンド派没落後、支持者の女性に刺殺された。
マードック【Jean Iris Murdoch】
[1919〜1999]英国の女流小説家。ユーモアと叙情性を併せ持つ作風で愛の不毛を描く。作「網の中」「鐘」など。
ミレー【Jean-François Millet】
[1814〜1875]フランスの画家。バルビゾン派。敬虔(けいけん)な信仰心と情愛に満ちた表現で農村生活を描いた。作「落穂拾い」「晩鐘」「種まく人」など。
メリエ【Jean Meslier】
[1664〜1729]フランスの司祭・思想家。絶対王政と服従を説く教会の告発、無神論、唯物論的社会主義をつづった覚え書「遺言」を遺したといわれる。のち、ボルテールによって刊行された「メリエの遺言...
モネ【Jean Monnet】
[1888〜1979]フランスの実業家・政治家。第一次大戦後、国際連盟事務局次長を務めるなど、国際的に活躍。第二次大戦後には、フランスの復興と経済近代化に貢献した。また、欧州石炭鉄鋼共同体(EC...
モレアス【Jean Moréas】
[1856〜1910]フランスの詩人。ギリシャ生まれ。象徴主義の理論的指導者。のち、古典主義へ移行。詩集「スタンス」「情熱の巡礼」。
ヤコブセン【Jens Peter Jacobsen】
[1847〜1885]デンマークの小説家。同国における無神論的自然主義文学の代表者。作「マリー=グルッベ夫人」「ニールス=リーネ」。