アテナイオス【Athēnaios】
2世紀ごろのギリシャの文人。その著書「博士の饗宴(きょうえん)」は今に伝わる最古の料理大全と呼ぶべきもので、当時の日常生活を知るうえでの貴重な資料。生没年未詳。
こ‐がいし【顧愷之】
[345ころ〜405ころ]中国、東晋の文人画家。無錫(むしゃく)(江蘇省)の人。字(あざな)は長康。人物画にすぐれた。「女史箴(じょししん)図」「洛神賦図」などの模写されたものが伝わるほか、画論...
さるわか【猿若】
1 初期歌舞伎で、こっけいな物まねや口上の雄弁術などを演じた役柄。道化方(どうけがた)の前身。 2 1を主人公とした歌舞伎狂言または所作事。諸種の演目があったが、中村座の寿狂言として伝わる「...
しん‐とう【慎到】
中国、戦国時代の趙(ちょう)の思想家。法家的政治思想を唱えた。著とされる「慎子」は一部分のみ伝わる。生没年未詳。
すけざね【助真】
鎌倉中期の刀工。備前の人。一文字派に属し、徳川家康秘蔵の太刀が日光東照宮に伝わる。生没年未詳。
たけち‐の‐みこ【高市皇子】
[654〜696]天武天皇の第1皇子。壬申(じんしん)の乱に際し、天武天皇を助けて活躍。皇太子草壁皇子の死後、太政大臣。万葉集に3首の歌が伝わる。
メナンドロス【Menandros】
[前342ころ〜前291ころ]古代ギリシャの喜劇作家。アテネの市民生活を題材に、性格描写の巧みな風俗喜劇を100編ほど書いたが、現存するのは「気むずかし屋」など4編で、他は断片だけが伝わる。
りく‐ゆう【陸游】
[1125〜1210]中国、南宋の文人。山陰(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は務観。号、放翁(ほうおう)。南宋第一の詩人として、北宋の蘇東坡(蘇軾)と並称される。激情の愛国詩人であるとと...