あしかが‐しげうじ【足利成氏】
[1434〜1497]室町中期の武将。鎌倉公方(くぼう)となり、享徳3年(1454)管領上杉憲忠(うえすぎのりただ)を殺して幕府と対立。翌年下総(しもうさ)古河(こが)に移り、古河公方と称した。
サトー【Ernest Mason Satow】
[1843〜1929]英国の外交官。日本名、佐藤愛之助。号、薩道。文久2年(1862)英国領事館員として来日。パークス公使を助けて対日政策に貢献。明治28年(1895)公使として再び来日。日本・...
しまなか‐ゆうさく【嶋中雄作】
[1887〜1949]出版業者。奈良の生まれ。中央公論社に入り、雑誌「婦人公論」を創刊。のち、中央公論社社長。
しょうざん‐しこう【商山四皓】
中国秦代末期、乱世を避けて陝西(せんせい)省商山に入った東園公・綺里季・夏黄公・甪里(ろくり)先生の四人の隠士。みな鬚眉(しゅび)が皓白(こうはく)の老人であったのでいう。画題とされる。
デュギー【Léon Duguit】
[1859〜1928]フランスの公法学者。ボルドー大学教授。実証主義的立場から、法の現実的基盤を社会連帯に求めて国家の公共性を主張、国家主権の絶対性を否定した。著「私法変遷論」「公法変遷論」など。
なかそね‐やすひろ【中曽根康弘】
[1918〜2019]政治家。群馬の生まれ。海軍主計少佐として終戦を迎え、昭和22年(1947)民主党から衆議院議員初当選。長く憲法改正を主張しつつ、保守合同後は自民党で科学技術庁長官・防衛庁長...
ハーバーマス【Jürgen Habermas】
[1929〜 ]ドイツの哲学者・社会学者。フランクフルト学派第二世代の代表的存在。公共性論やコミュニケーション論で知られる。著「公共性の構造転換」「コミュニケーション的行為の理論」など。
パークス【Harry Smith Parkes】
[1828〜1885]英国の外交官。慶応元年(1865)駐日公使として赴任。フランス公使ロッシュと対立して薩長を支援。明治新政府の外交政策を援助したが、条約改正には反対した。
ペアノ【Giuseppe Peano】
[1858〜1932]イタリアの数学者。自然数の公理論を最初に展開し、数学を純粋に論理的に組み立てようとした。その公理群はペアノの公理として知られ、また、平面上のすべての点を通る連続曲線はペアノ...
ロッシュ【Léon Roche】
[1809〜1901]フランスの外交官。1864年(元治元)駐日公使として来日。幕府を支持して積極的な対日政策を推進し、イギリス公使パークスと対立。軍制改革などに尽力したが、本国の対日政策変更の...