あおき‐まさる【青木正児】
[1887〜1964]中国文学者。山口の生まれ。東北大・京大などで中国文学を講じ、中国の文学・戯曲・書画・飲食・風俗などに関する論考を残す。著書に「支那文学思想史」「支那近世戯曲史」「中華名物考...
うえむら‐ぶんらくけん【植村文楽軒】
人形浄瑠璃の文楽座座元。 (初世)[1751〜1810]江戸時代後期の人。大坂に人形浄瑠璃座「高津(こうづ)新地の席」を創設、文楽座の基礎を築いた。 (4世)[1813〜1887]江戸後期か...
キーン【Donald Lawrence Keene】
[1922〜2019]日本文学研究者。米国の生まれ。古典から近代文学に及ぶ、日本文学の研究・翻訳に尽力。特に、海外への日本文学紹介に大きな業績を残した。平成24年(2012)に日本国籍を取得。通...
つしま‐ゆうこ【津島佑子】
[1947〜2016]小説家。東京の生まれ。本名、里子。太宰治の次女。「ナラ・レポート」で芸術選奨・紫式部文学賞受賞。他に「葎(むぐら)の母」で田村俊子賞、「草の臥所(ふしど)」で泉鏡花文学賞、...
トインビー【Arnold Joseph Toynbee】
[1889〜1975]英国の歴史家・文明批評家。歴史の基礎を文明におき、文明の消長の一般法則を体系づけ、独自の歴史観を展開した。著「歴史の研究」「試練に立つ文明」など。
どい‐こうち【土居光知】
[1886〜1979]英文学者。高知の生まれ。東北大教授。西洋文学の知識から日本文学研究に新しい領域と方法を開拓した。著「文学序説」「英文学の感覚」など。
はが‐やいち【芳賀矢一】
[1867〜1927]国文学者。福井の生まれ。ドイツに留学し、文献学的国文学を提唱。国文学研究の開拓者といわれる。著「国文学史十講」「国民性十論」「攷証今昔物語集」など。
ひらた‐とくぼく【平田禿木】
[1873〜1943]英文学者・随筆家。東京の生まれ。東京高師卒。本名、喜一郎。「文学界」創刊に参加。サッカレーの「虚栄の市」など英米文学の名訳で知られる。著作に「英文学印象記」「禿木随筆」など。
ふじおか‐さくたろう【藤岡作太郎】
[1870〜1910]国文学者。石川の生まれ。東大助教授。号、東圃。文学史研究に力を注ぐ。著「国文学全史平安朝篇」「国文学史講話」「近世絵画史」など。
ベネディクト【Ruth Fulton Benedict】
[1887〜1948]米国の女性文化人類学者。文化とパーソナリティー研究で、個別文化の全体を類型学的に把握した。日本文化の研究書「菊と刀」で知られる。