あおち‐りんそう【青地林宗】
[1775〜1833]江戸後期の蘭学者。松山藩医の子。幕府天文方訳員を経て水戸藩医となった。主著「気海観瀾(きかいかんらん)」は日本最初の物理学書。
アダム【Adam】
《ヘブライ語で人の意》旧約聖書における人類の始祖。神が創造した最初の人間(男性)。妻はイブ。神から禁じられていた善悪を知る樹の実を食べて、楽園エデンの園から追われた。
アダムズ【Jane Addams】
[1860〜1935]米国の女性社会事業家。1889年、米国最初のセツルメントのハルハウスをシカゴに設立。第一次大戦中は平和運動に貢献し、1931年、ノーベル平和賞受賞。
アムンゼン【Roald Amundsen】
[1872〜1928]ノルウェーの探検家。1911年、スコット隊に先んじて最初に南極点へ到達。のち、北極海で遭難したノビレ探検隊を救助に行き、行方不明となる。
あらら‐せんにん【阿羅邏仙人】
《阿羅邏は、(梵)Ālāra Kālāmaの音写「阿羅邏迦蘭(あららからん)」の略》釈迦が出家して最初に解脱の道を尋ねた人。毘舎離城(びしゃりじょう)の付近に住んでいた仙人。
ありが‐ながお【有賀長雄】
[1860〜1921]法学者・社会学者。大阪の生まれ。ドイツに留学しシュタインに師事。その著「社会学」は、日本で最初の体系的な社会学書。他に「国法学」「国家学」など。
アロン【Aaron】
旧約聖書に登場する人物。レビ人。モーセの兄。預言者としてモーセを助け、イスラエルの民をエジプトから解放。最初の大祭司となり、モーセとともに民を約束の地カナンへ導くが、自身はヨルダン川を渡ることな...
アンジロー【Anjiro】
日本人で最初のキリスト教徒。薩摩(さつま)の人。マラッカでザビエルに会って入信、天文18年(1549)ザビエルを案内して帰国し、各地で伝道。のち迫害に遭って中国に渡ったと伝えられる。「弥次郎」と...
いいぬま‐よくさい【飯沼慾斎】
[1782〜1865]江戸末期の医者・植物学者。伊勢亀山の人。宇田川榛斎(しんさい)・小野蘭山らに師事。日本で最初のリンネ分類による「草木図説」を執筆。
いそのかみ‐の‐やかつぐ【石上宅嗣】
[729〜781]奈良後期の廷臣。大納言。万葉集に和歌、唐大和上東征伝・経国集に詩がのっている。私宅に多数の漢籍を置いて亭(うんてい)と称し、好学の人たちに開放したのが、日本の図書館の最初とい...