あさか‐たんぱく【安積澹泊】
[1656〜1738]江戸中期の儒学者。名は覚(さとる)。水戸藩士。彰考館総裁として「大日本史」の編纂(へんさん)に従事。主著「大日本史賛藪(さんそう)」。
あまこ‐じゅうゆうし【尼子十勇士】
尼子氏滅亡後、勝久を擁して尼子氏再興に尽くした10人の勇士。山中鹿之助・秋宅庵之介・横道兵庫之介・早川鮎之介・尤道理之介・寺本生死之介・植田早稲之介・深田泥之介・藪中荊之介・小倉鼠之介。
おとかわ‐ゆうざぶろう【乙川優三郎】
[1953〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、島田豊。江戸時代の武士や庶民の人情を描いた時代小説で知られる。「生きる」で直木賞受賞。他に「藪燕」「五年の梅」「椿山」など。
しぶかわ‐げんじ【渋川玄耳】
[1872〜1926]ジャーナリスト。佐賀の生まれ。本名、柳次郎。筆名、藪野椋十(やぶのむくじゅう)。新聞記者として活躍。著「藪野椋十東京見物」など。
てらだ‐とらひこ【寺田寅彦】
[1878〜1935]物理学者・随筆家。東京の生まれ。筆名、吉村冬彦・藪柑子(やぶこうじ)など。地球物理学・気象学などを研究。また、夏目漱石に師事し、「ホトトギス」に俳句・写生文を発表。のち、独...
ひがしやま‐あきら【東山彰良】
[1968〜 ]小説家。台湾の生まれ。「路傍」で大藪春彦賞、「流(りゅう)」で直木賞受賞。他に「ブラックライダー」など。
みやけ‐かほ【三宅花圃】
[1869〜1943]歌人・小説家。東京の生まれ。本名、竜子。雪嶺の妻。中島歌子に和歌を学んだ。小説「藪(やぶ)の鶯(うぐいす)」「萩桔梗(はぎききょう)」など。