アイギ【Gennadiy Nikolaevich Aygi】
[1934〜2006]ロシアの詩人。少数民族チュバシ人で、初期にはチュバシ語で詩作したが、パステルナークのすすめにより、ロシア語でも詩作をはじめた。難解な作風ながら、西欧を中心に評価が高い。詩集...
いいじま‐こういち【飯島耕一】
[1930〜2013]詩人・評論家。岡山の生まれ。昭和31年(1956)年、大岡信らとシュルレアリスム研究会を結成。のち、詩作のほか評論や小説など幅広く執筆活動を行った。詩集「ゴヤのファースト・...
いしがき‐りん【石垣りん】
[1920〜2004]詩人。東京の生まれ。高等小学校卒業後、銀行に勤務のかたわら詩作を続ける。作品に「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」など。「表札など」で H氏賞、「石垣りん詩集」で田村俊子賞...
いばらぎ‐のりこ【茨木のり子】
[1926〜2006]詩人。大阪の生まれ。本姓、三浦。昭和22年(1947)ごろから詩作を始め、昭和28年(1953)川崎洋らと「櫂(かい)」を創刊。ヒューマニズムにあふれる詩風で知られる。代表...
おさだ‐ひろし【長田弘】
[1939〜2015]詩人。福島の生まれ。早稲田大学在学中より詩誌の編集に携わり、昭和40年(1965)第一詩集「われら新鮮な旅人」を発表。親しみやすく平易な言葉で、現代社会のありようを描いた。...
おの‐こざん【小野湖山】
[1814〜1910]江戸後期から明治時代の儒者・漢詩人。近江(おうみ)の人。本姓、横山。名は巻。三河吉田藩の儒官。維新後、明治政府に出仕、のち辞して詩作に専念。詩集「湖山楼詩鈔」など。
かねこ‐みすず【金子みすゞ】
[1903〜1930]詩人。山口の生まれ。本名、テル。大正12年(1923)から「金の星」「童話」などの雑誌で作品を発表。西条八十に認められ、童謡や詩を多数発表するが、結婚後は夫に詩作を禁止され...
かめだ‐ほうさい【亀田鵬斎】
[1752〜1826]江戸後期の儒学者。江戸の人。名は長興。別号、善身堂。井上金峨に学ぶ。朱子学を批判し、異端者として寛政異学の禁に触れ、門人を失った。書・詩作にもすぐれた。著「論語撮解」「善身...
キム‐ジハ【金芝河】
[1941〜2022]韓国の詩人・思想家。本名、金英一(キムヨンイル)。李承晩(イスンマン)政権を倒した四月革命に参加し、以降学生運動を主導した。1970年には長編譚詩(たんし)「五賊」を発表し...
しらいし‐かずこ【白石かずこ】
[1931〜2024]詩人。カナダの生まれ。本名、菱沼嘉寿子(ひしぬまかずこ)。詩集「卵のふる街」でデビュー。独創的な詩作や朗読パフォーマンスで国際的に活躍した。「聖なる淫者の季節」でH氏賞を、...